部活に勉強、課外活動……やることがたくさんある高校生活。忙しさにストレスを感じている高校生も多いと思います。心と体のバランスを崩した私が元気を取り戻した方法を紹介します。(高校生記者・なお=3年)

心と体のバランスを崩し…

やってもやっても終わらない予習復習、大量に出される課題、週6日で活動していた部活……。当時の私は、こなすだけで精いっぱいで、忙しい毎日を過ごしていました。「同級生たちに置いていかれまい」と頑張っていたものの、いつしか心と体が追いつかなくなってしまったのです。

そしてある日、担任の先生の勧めで、私はスクールカウンセラーの先生のもとを訪れました。いろいろと話を聞いてもらった後、勧められたのが「マインドフルネス」だったのです。

あぐらでマインドフルネス中の筆者。楽な姿勢ならなんでもOK

今現在の自分自身に意識を向ける

マインドフルネスとは、今現在の自分自身に意識を向けるようにして心を整える「瞑想(めいそう)」のことです。かのスティーブ・ジョブズも取り入れたと言われています。やり方は

1、リラックスできる座り方をして目を閉じる

2、自分の呼吸に意識を向けるようにする

というシンプルなものです。

このとき、さまざまな思考や感情が浮かんできても、それを追わずに呼吸に意識を戻すことがポイントです。私はこれを毎日寝る前に、時間は決めずに自分のペースで続けるようにしました。

リラックスしながら心地よく瞑想

私が特におすすめしたいのが「Meditopia」というアプリを使うことです。これもカウンセラーの先生に教えてもらいました。

「Meditopia」がおすすめ

アプリはマインドフルネスの手助けをしてくれるもの。リラックスできるBGMや、ガイドのやさしい声かけが流れるので、心地よく瞑想を続けることができます。

私はこのアプリを使ってマインドフルネスをした後、瞑想中に沸いてきた感情や思考をじっくり考えたり、自分自身と対話して、その内容を日記にまとめたりする時間を、30分ほど取るようにしています。

「Meditopia」には目的に応じたガイドがあるので、気分によって選べる

自分らしくいればよいと気づいた

マインドフルネスをするようになってから、他人と比べすぎず「自分らしくいればいいんだ」と考え方が変化したように感じます。

以前の私のように、忙しい日々によって心の余裕がなくなってしまっている高校生は多いのではないかと思います。そんな人には、1日5分から始められるマインドフルネスをおすすめします。