勉強中、気が散らないよう集中し続けるのは大変! スマホにテレビにLINE……身の回りには誘惑がいっぱいです。そんなとき、集中力を維持するために工夫している方法や気をつけるポイントを、高校生記者たちに教えてもらいました。
目次
「脱スマホ」のアイデア
集中力を妨げる原因、やっぱり「スマホ」という人が多いのでは。みんな自分なりに工夫をして、「どうしても見ちゃう……」にストップをかけているようです。

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ホーム画面から気になるアプリを消去
スマホを使うとき、アプリのアイコンが視界に入るとついついアプリを開いてしまい、勉強に集中できなくなってしまうので、Appライブラリに移動しています。
YouTubeとInstagramは受験が終わるまで消去することにしました。好きな芸能人のInstagramのストーリーは、弟に保存してもらうように頼んで、受験が終わるまで見ないと決めています。
通知が多いアプリは通知をオフにしたり、メールマガジンの配信設定をオフにしたりして、勉強に集中できるように工夫しています。(manami=3年)
スマホを使えない状況を作る
学校ではスマホの使用が禁止なので、居残りで勉強。家では私の勉強スペースは特に決まっていないので、両親の目の前で課題などに取り組み、あえてスマホを触りづらい環境に身を置いています。スマホを別の場所に置いて、隔離することも。
アプリを使って、使う時間や使い込んでしまうものを制限するといった、スマホ自体を利用した工夫もしています。(カモミール=2年)
郵便受けに入れて強制隔離!
スマホは電源を切って郵便受けに入れておきます。そうすることでスマホを自分から一番遠ざけて勉強することができ、集中できます。また、自分の部屋ではなくリビングで勉強することで、誘惑に負けず勉強できます!
あとは気持ちです。自分が将来就きたい仕事のことを考えたり、行きたい大学のことを調べてみたり、勉強のモチベーションを保ち続けることが一番の策です。(Matsuri=2年)
便利なアプリを活用
とっても便利な機能や、学習をサポートしてくれるアプリもたくさん。自分にぴったりなものが見つかれば、強力な味方につけることもできるようです。そんなスマホ活用派の意見がこちら!
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友達とLINEつなげて勉強
スマホを触ってしまうと、ついLINEやYouTubeを見てしまうということ、あると思います。私はよく友達とLINEをつなげて勉強したり、YouTubeの「studywithme」の動画を見ながら勉強したりしています。
特に、Okisvlogさんの動画をよく見ながら勉強しています。そうすると、勉強中にスマホを触ることがなくなるので良いと思います。
今は、英単語や古文単語を覚えられるアプリもあったり、スマホ一つでも簡単に勉強をすることができます。スマホを使う学習は、あまり「勉強する」と意識しないで簡単にできるので、よく電車での行き帰りや、「今日やる気ないなー」というときに行っています。(Rinka=2年)
勉強姿をタイムラプスで撮影
スマホに触っていない間にかわいい魚が育つアプリ「スマやめ」私は誘惑するものがあるとついつい気を取られて集中できないので、机の上のものを片付けるか、図書館や自習室に行って勉強をしています。
スマホはやっぱり見てしまいますよね。そんなときは「スマやめ」というアプリがおすすめです。スマホを触っていない間魚が育つというもので、はかどる・癒やされるの一石二鳥です。
「やっぱり見てしまう……」という人には、自分が勉強しているところをカメラアプリのタイムラプス機能を使って撮ってみるのもオススメです! あとから見返して「こんなに勉強したんだ!」とモチベーションにつながります! (なぁちゃん=3年)
スマホでドラマ見てやる気出す
私は数学が苦手なので、数学の勉強をするときはなかなかやる気が起きません。そこで、スマホでドラマを見たり、ラジオを視聴したりしながらやります。なにか「自分が楽しく思えること」とセットでやると、やる気が起きるのでとてもオススメです。
「ながら勉強」は効率がよくないという人もいますが、最初の10分だけ聴きながらやるという「やる気出し」のために行うのはいいと思います。(めておーら=2年)
友達とビデオ共有してサボり防止
家で勉強するときは、学校で配布されたタブレットPCで「Microsoft Teams」というビデオ会議ができるアプリを使って、友達同士で手元を映しながら勉強しています。こうすることでお互いに監視ができてサボれなくなります。
また、眠気防止にはコーヒーを飲むのが一番ですが、ブラックコーヒーを飲むと胃が荒れるので、家でコーヒーを飲むときには必ず牛乳を入れます。(ソワレ=3年)
勉強する場所を変えてみる
自分の部屋・リビング・図書室……なかなか集中できないなと感じたら、勉強しやすく環境を整えたり、思い切って移動してみるのもオススメ。気分転換ができて「勉強モード」に切り替えやすくなるようです。
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図書館に行って気分転換
スマホは電源を切って勉強してます。自分の部屋で集中しづらいときは、近所の図書館に行って勉強してます。
着替えることで気持ちが切り替わりますし、図書館では他の人も勉強しているので集中できます。志望校のパンフレットを見るときもあります。(セイスモサウルス=3年)
図書館の自習スペースで勉強
勉強に集中したい日は、スマホを家に置いて自習室や図書館に行っています。
家ではどうしてもスマホを触りたくなったり、ベッドで仮眠をとりたくなったりします。しかし、スマホを家に置いてくることでスマホを触る心配はなくなります。
図書館の自習スペースではたくさんの人が勉強しているので、「自分も勉強しないと」という気分になります。毎日家で勉強していると飽きてしまうこともあると思うので、時には勉強する場所を変えてみることがオススメです。(まーりん=3年)
家だと集中できない…塾の自習室に行く
私は家だとなかなか集中できないので、できるかぎりテスト前などは家以外の場所で勉強します。例えば、学校帰りに図書室や塾の自習室に行ったり、無料で使える公共施設の勉強可能なスペースに行ったりします。
スマホは、自分で決めた時間は他のアプリを触れないようにしてくれる無料アプリを使っています。(sumomo=2年)
机上には勉強道具だけにする
勉強するときに周りに置くものを決めておく勉強をするとき、自分の趣味のものや小説などが目に入ると気が散ってしまうので、教科書や参考書、ノート、筆記用具など必要最低限のもの以外はしまっておきます。そうすることで、勉強に集中できるだけでなく、集中力が切れてしまったときにも余計なものに気がついて脱線してしまうことを防げます。
勉強を始める前に部屋の片付けをするのはタイムロスになってしまうので、必要のないものは一度中身の見えない箱などに入れてしまっておき、勉強が落ち着いたら片付けるという方法も効果的だと思います◎ (Rin=3年)
生活リズムや時間の使い方に工夫を
「いろいろ試したけど、どうしても集中が続かない……」そんな人は、頭が「勉強モード」になるための方法が見つかっていないのかもしれません。睡眠時間やBGMなどを変えてみるのもいいかも!

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早起きすると頭もスッキリ
私は平日の朝が早い分、休みの日に寝だめをしていました。そのような日は十分寝ているにもかかわらず、体が鉛のように重くて勉強する気になれませんでした。
そこで、休日でも8時半には起きるようにしてみると、頭がすっきりして勉強に集中できるようになりました。受験生になった今は、7時より前に起きられるようになることが目標です。
休みの日は寝てしまうという人は、生活習慣を見直してみてください! (Haly=3年)
勉強モードになれる音楽を流す
私の勉強に集中するための工夫は、ジブリの曲をピアノで弾いている動画の音声を聞きながら勉強することです。1回50分の動画で、動画が終われば休憩し、音楽が流れている間は集中すると決めて勉強しています。
歌詞がないのと、ピアノの穏やかなメロディーのおかげで集中できます。ジブリ映画が好きな人はぜひやってみてください。(りんごほっぺ=3年)
25分勉強→5分休憩を繰り返す
私は勉強に集中するために、よくポモドーロ・テクニックという方法を用いて勉強をしています。
ポモドーロ・テクニックとは、25分勉強して5分休憩するというサイクルを繰り返す方法のことです。
私は、人よりも集中力がないと自覚しています。短い時間集中し、短時間の休憩をするというこの方法は、集中力が続きやすいですし、こまめに休憩を挟んでいるので疲れにくいなと感じています。集中が続かないという人は一度ぜひやってみてください。(Rinka=2年)