皆さんは「自営業」と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか? 私の家族は自営業(不動産業)を営んでいます。今回は、高校生である私から見た「自営業」という働き方について考えてみました。(高校生記者・はる=3年)

通勤時間が短いのはメリット

何十年も祖父母の代から守ってきたお店は、私の誇りでもあります。私が生まれたころから、すでに家族はお店で働いていて、その光景が当たり前です。

自営業のメリットとデメリットは?(写真はイメージ)

まず、自営業のメリットと聞いて皆さんが思い浮かべることは、「通勤時間が短い」ということだと思います。確かに、私の家の場合だとお店は自宅から近いので、通勤時間はほとんどないと言えるでしょう。

毎日電車に揺られながら学校に通学している私からすると、少しうらやましいなと思ってしまいます。

休みの日も仕事…頑張り過ぎてしまう

一方で、自営業だからこそ生まれる問題があるのではないかと感じ始めました。私が考える一番のデメリットは、「頑張りすぎる」ことだと思います。

例えば、家に隣接しているお店だとしたら、家庭の仕事もこなせるからこそ、やらなければいけない事が増えてしまいます。オフィスに通っている人だったら、このようなことはないと思うので、大きな違いだと気づきました。

しかし、私が特に問題とする点は、「無意識に」仕事を行っている可能性があることです。「もう少しだから」とご飯を食べた後に仕事をしたり、休みの日に仕事場に行って仕事をする光景は私も見ています。つまり、仕事が生活に溶け込んでいることに気が付きました。

仕事が生活に溶け込んでいる(写真はイメージ)

自営業の人は電車などはっきりした通勤時間がないからこそ、仕事とプライベートの境界線が作られにくくなっているのではないかと感じます。

家族にはこれから長く仕事を続けてもらいたいからこそ、仕事とは離れた休息の時間をしっかり取ってもらいたいと思います。