高校生がオススメのゲームを紹介します。今回は、2015年からサービスが開始され、現在でも根強い人気を誇るゲーム「刀剣乱舞」です。(高校生記者・しらたき=1年)

刀の付喪神が歴史を守るために戦う

「刀剣乱舞」

刀剣乱舞(通称とうらぶ)は、実際に歴史上の人物が使用していた日本の名刀の付喪神を育成します。歴史上の合戦場に出没し歴史を変えようとする敵を倒す、というシミュレーションゲームです。

1、舞台、ミュージカル、アニメ…メディアミックスが盛ん

「ミュージカル刀剣乱舞」の出演者が紅白歌合戦や音楽番組で歌っているのを見たことがある、という人もいるのではないでしょうか。

テレビアニメ2作品、ミュージカル、舞台と数多くのメディアミックスがされている、超人気作品です。

2、刀の付喪神が活躍

刀剣乱舞が誇るなによりも大きな特徴は、歴史上で実在する刀であること(所在不明、歴史・伝承では語られているが実在するか不明の刀もあります)。

戦国時代の武将たちの刀などが付喪神として、刀剣乱舞の世界で登場しています。

3、歴史、刀の持ち主との逸話がストーリーに反映

刀の付喪神それぞれが抱いている歴史、かつての持ち主への愛情、憎しみ、悲しみ。刀たちが背負うさまざまなことを知ると、刀剣乱舞という世界で見える景色ががらりと変わります。

例えば私が好きな刀、加州清光は新撰組の沖田総司の愛刀でした。諸説ありますが、その刀を打った刀工は江戸時代では底辺の身分だったそうです。そのため、刀剣乱舞の加州清光はプレイヤーである刀の持ち主「審神者(さにわ)」にかわいがられようとしきりに身なりを気にします。

刀の歴史が、ゲームのキャラクターに大きく反映されている。これが刀剣乱舞の大きな魅力の一つといえるでしょう。刀剣乱舞では、彼らの長い歴史の全ては語られません。自分が好きになった刀の歴史を自分で調べてみるのも楽しいかもしれません。

4、日本の歴史が好きになる

私は、刀剣乱舞と出会ってから日本の歴史が大好きになりました。

今まで歴史上の人物だとしか思っていなかった偉人たちが、刀剣乱舞を知った瞬間に「実在した人物だ」と強く認識できたのです。

登場する刀の実物を見に行く人も増え、刀とゆかりのある神社や博物館、美術館などとのコラボも行われてきました。たくさんのグッズも展開されています。出てくる刀は現時点で90口以上。みなさんもぜひ、「刀剣乱舞、はじめよう!」