オススメの漫画を高校生記者のJiWooさんに紹介してもらいました。

超貧乏な少年が悪魔に変身、運命を切り開く

『チェンソーマン』藤本タツキ著 (ジャンプコミックス、440円=価格は1巻、税抜)

私が紹介する漫画は、「週刊少年ジャンプ』にて連載されていた『チェンソーマン』です(第2部は少年ジャンプ+で連載予定)。1月時点で単行本の発行部数が640万部を突破するなど、大人気を博しています。

『チェンソーマン』藤本タツキ著 (ジャンプコミックス、440円=価格は1巻、税抜)(C)藤本タツキ/集英社

主人公のデンジは、チェーンソーの悪魔・ポチタとともに、デビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年。

夢は「普通の生活を送ること」。朝ごはんには、食パンにジャムを塗って食べる。そんな「普通」さえも、デンジにはなかったのです。

しかし、デンジの「ド底辺」の日々は、彼の雇い主が裏切り、悪魔側についたことで一変することになります。

人と悪魔の友情がアツい

初めは悪魔に倒されてしまったデンジでしたが、ポチタがデンジに命を与えたことで、デンジは「チェンソーマン」となり、人間にも悪魔にも変われるようになります。これは第1話での話なのですが、デンジとポチタ、人間と悪魔の強い友情がとても感動的です。

その戦いののち、デンジは公安のデビルハンター、マキマさんと出会い、公安でデビルハンターとして働きながら、夢であった、「普通の生活」を経験していくことになります。

孤独な少年を応援したくなる

私がこの本を読もうと思ったきっかけは友達から強くオススメされたからです。初めは正直、友達の説明や題名から、グロテスクなシーンが多いと感じ、読んでいませんでした。

しかし、いざ1話を読んでみると、主人公は周りから人間扱いもされず、友達もポチタしかいない、孤独な少年で、強く心を打たれ、応援するようになりました。また戦闘シーンはデンジや登場人物の悪魔を倒す信念が垣間見られ、ただただかっこよかったです。とにかく、1話だけでも読んでみてほしいです。

この漫画は、アニメ化が決定しています!(放送開始日は未定)

戦闘シーンはもちろん、チェンソーマンになったデンジや悪魔、魔人(人間の死体を乗っ取った悪魔。頭が、人の原型を留めていない)がカラーで動いているところを見てみたいです。(高校生記者・JiWoo=2年)