参考書に小説、実用書、参考書……高校生は本棚をどのように使って、どんな本を入れているのでしょうか。高校生記者ののんちさん(2年)が友達に取材しました。

本好き高校生の本棚「サイコホラーが特に好き」

サイコホラーや日本文学・世界文学などが好き

私の本棚には、たくさんのジャンルの本が並んでいます。特によく読むのは、サイコホラーの小説です。リアルな怖さの中に面白さがあるのが魅力です。日本文学や世界文学も、おじいちゃんが集めていたことがきっかけで集めています。

本の並びは高さの順で並べています。今使っている本棚は、自分でお金をためて買った思い出のものです。

本の並びは高さの順

本に対して苦手意識が消えない人は、とにかく好きなジャンルから読み始めてみることをお勧めします!(Rちゃん=2年女子)

マンガ好き高校生の本棚「出版社や大きさで並べてる」

9割が漫画で埋まっている

私の本棚の9割は漫画で埋まっています。小説も好きですが、一番は漫画です。

漫画は表紙を見て面白そうか見極めます。本の置き場所のこだわりとして、掲載雑誌で仲間分けして場所を決めたり、出版社で分けたり、大きさで決めたりしています。

掲載紙や出版社、大きさなどで分類して整理する

よく読むジャンルは怪談です。実際にはありえない感じが味わえるのが魅力です。もし、実際にあったら…と想像するのも楽しみ方の一つです。

怪談は実際にはありえない感じが魅力

本が好きになれない人へのアドバイスとして、興味のあるジャンルで分量が少なかったり文字の大きいものから読み始めるのをお勧めします!(りりっく=2年女子)

乱読派高校生の本棚「司書から勧められたらどんどん読む」

漫画が多いが、いろんなジャンルの本を読む

私は本を読むのが大好きで、いろんなジャンルの本を読みます。友達や図書館の司書の先生から薦められた本はどんどん読みます。世界が広がって楽しいです。

少年ジャンプなどの漫画雑誌を小さいころからよく読んでいて、本棚の5割以上が漫画ですが、小説も読みます。乙一さん、西尾維新さんが特にお気に入りです。言葉遊びが面白いのが魅力です。本棚には作者別で並べています。

本棚には作者別で並べている

日ごろからよく本を読むことから、書くことにも興味が出てきて、文芸部へ入部し小説を書いています。本を読むのが苦手なら、無理に読む必要はないと思っています。苦手なものがあってもいいのです。(はったちゃん=2年女子)

アクションマンガ好き高校生の棚「ガチャガチャ、フィギュアも飾る」

アクションものや戦闘ものが好き

私の本棚のほとんどは漫画です。戦闘もの、アクションものが面白いので好きです。1巻からまとめて並べます。

学校の図書館にもよく行きます。友達や司書の先生とおすすめの本を紹介しあうのも面白くて好きです。

私の本棚の一番のこだわりは、本以外のものも飾ることです。フィギュアやガチャガチャなどの小物をちょこんとおいているのがお気に入りです。

フィギュアなどの小物を飾っている

読書が苦手な人は、最初の一歩を踏み出したらきっとだんだん好きになっていくと思います。(畑=2年女子)

【取材後記】本で自分を成長させられる

私の周りの友達で読書が苦手な子は少ないですが、漫画から読み始めたというパターンが多いです。

漫画は本じゃないと思っている人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。私は、小学校1年生のときの担任の先生や司書の先生に、漫画も立派な本のうちだと教えていただいたことで漫画を読むことに罪悪感がなくなりましたし、そこから本全体、活字を読むことへの苦手意識がなくなったように思います。

本を読むと、語彙が増えたり知識が増えたりして、自分を成長させてくれるように思います。無理をすることはないと思いますが、読書に興味を持ってくれる人がいればうれしいです。(高校生記者・のんち=2年)