漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の人気が、とどまることを知らない。劇場版は公開から10日で興行収入100億を突破し歴代最速記録を更新した。「興味があるけど、なぜ鬼滅が人気なのか知りたい」「どんなストーリーなの?」という鬼滅ビギナーに向けて、鬼滅の5つの魅力と共に、映画の見どころをお伝えする。(※記事ラストには鬼滅の刃非売品グッズプレゼントのお知らせもあります)
炭売りの少年・竈⾨炭治郎(かまどたんじろう)。たくさんのきょうだい、優しい母と穏やかな日常を送っていたが、炭治郎が不在にしていた一夜のうちに、家族が人食い鬼に惨殺されてしまう。
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生き残ったが鬼になってしまった妹・禰⾖⼦(ねずこ)を人間に戻したい一心で、炭治郎は鬼を退治する「鬼殺隊」に入隊。家族を殺した鬼を倒し、そして禰⾖⼦を人間に戻す手がかりを探す冒険譚だ。
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1、繰り返し描かれる家族愛と絆
物語の軸になっているのは、「家族愛」だ。炭治郎は、家族が鬼に惨殺されたことに強烈な後悔と怒り、唯一生き残った禰⾖⼦だけは絶対に救う・守るという信念を胸に抱き、終始貫徹する。
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鬼と対峙する中で、炭治郎は何回もピンチを迎える。そのたびに母やきょうだいが脳裏で炭治郎を激励し、何度でも立ち上がる。
亡くなった父から受け継いだ神楽が炭治郎に力を与えたり、炭治郎のピンチに際し禰⾖⼦が眠っていた力を目覚めさせるなど、物語の中で幾度となく「家族の絆」や「家族愛」が描かれているのが大きな特徴だ。
2、炭治郎がとにかく優しくていい子
通常のバトル漫画ならば、「敵は倒すべきもの」として描かれることが多いだろう。だが、鬼滅の刃に出てくる敵である「鬼」は元人間。物語では、鬼になるまでの経緯が描かれることもあり、鬼=敵側の心情にふれ読者は時に同情してしまう。
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とにかく心優しい炭治郎は、倒され灰になっていく鬼から「悲しみ」や「苦しみ」を感じると、例え敵であってもその体に触れ、弔う。敵であっても共感し、生まれ変わったら鬼にならないように、と祈るのだ。
相手に向き合い、汚れない心、まっすぐな言葉を持つ炭治郎は、真に強く、ひたすらに優しい。その姿に、周囲の人間や鬼でさえも救っていく。
3、仲間との「わちゃわちゃ」がカワイイ
炭治郎・禰⾖⼦と行動を共にする雷の呼吸の使い手・我妻善逸(あがつまぜんいつ)と、獣の呼吸の使い手・嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の存在感も大きい。
臆病者で女の子が大好きな善逸は、気絶すると本領を発揮する。猪に育てられた伊之助の性格は「猪突猛進」そのものだ。
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数々の鬼に対峙しながら、お互いを支えあい、成長していく。3人がわちゃわちゃとツッコミを入れたりボケたりするギャグパートが、シリアスなストーリーに一息つける癒やしの時間になっている。
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4、思わず唱えたくなる技がかっこいい
鬼殺隊の隊士たちは、「呼吸」を使って技を繰り広げる。呼吸には「日・炎・水・雷・岩・風・月・恋・蛇・花・蟲・音・霞・獣」と種類があり、さらに「壱の型」「弐の型」…と技の型が複数ある。
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例えば、炭治郎は「水の呼吸」の使い手だ。「壱の型 水面切り」「弐の型 水車」など、さまざまな技を使いこなす。剣士たちのダイナミックな技を楽しめるのも、この作品の魅力だ。
5、鬼殺隊を引っ張る 頼れる「柱」たち
鬼殺隊を支える最高位の剣士は「柱」と呼ばれ、強大な力を持つ。個性豊かな柱たちを中心にしながら、鬼の元凶・鬼舞辻無惨を打倒するため、手下の鬼たちを徐々に倒していく。
映画になった「劇場版『鬼滅の刃』無限列⾞編」は、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が主人公の一人だ。炭治郎・善逸・伊之助・禰⾖⼦たちは、短時間のうちに40人以上の行方不明者を出した「無限列車」に、煉獄とともに乗り込む。
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そこで待ち構える不気味な子守唄を歌う鬼・魘夢(えんむ)。どんな能力で炭治郎たちを翻弄するのかは、劇場で確かめてもらいたい。
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映画では、上記に挙げた炭治郎の家族愛、炭治郎の優しさ、3人のやり取りのかわいさ、技のかっこよさ、そしてなにより上に立つ者としての威厳に満ちた炎柱・煉獄のかっこよさが凝縮されている。
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映画ならではのバトルシーンのダイナミックさ、おなじみの豪華声優陣による熱演、TVシリーズに引き続き主題歌を担当するLiSAさんの「炎」など、見どころがたくさんだ。
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