高校3年間の質を左右するのは周りの友達の存在かもしれません。ちょっとしたことがきっかけで、いつも一緒にいるメンバーと仲が悪くなってしまったら、あなたはどうしますか? そんな人間関係の悩みを解決した高校生記者の体験談を紹介します。

高校生活では、クラス・部活・委員会などを通して多くの人と関わることになります。私の体験をもとに、友達とぶつかってしまった時の乗り越え方を紹介します。

いつメンと仲が悪くなり辛い日々を送っていた(写真はイメージ)

いつメンとの関係が悪化、毎日が憂うつ

私が高校1年生の時、クラスのいわゆる「いつメン(いつも一緒にいるメンバー)」とうまくいかなくなりました。仲間外れしたり悪口を言ってくるようになったんです、まだ新学期で当分クラス替えという逃げ道はなく、クラスのグループはすでにできあがっていて、しかもその友達は部活の同輩……。

「これからどうなるんだろう」と毎日学校に行くのが憂鬱でした。でも、クラスで浮かないよう、何も気にしていないフリをして過ごしていました。

本当の友達じゃないと気づいて

そんな日々が1カ月ほど続き、やっと、この友達は私にとって「本当の友達」じゃないことに気付きました。

高1にもなって仲間外れなどをするいつメンを幼稚だとも思え、心に余裕ができました。そして、小学校のことに仲が良かった友達がクラスにいたので、正直に相談し、何もかも受け入れてもらえました。

いつメンを作らなきゃと躍起になっていた(写真はイメージ)

今は、その子伝えに友達の輪が広がり「親友」といえる友達が何人かできて、本当に楽しい学校生活を送れています。揉めていた友達とも距離を置いたところ、時間が経つにつれ元のように話せるようになりました。今思うと、クラスが始まり、「いつメン」を作ることで精一杯だったのだと思います。

人間関係の悩みはちょっとした行動が状況を変えるかも

今、人間関係で悩んでいる人もいると思います。でも、「時間が解決してくれる」と気楽に考えて過ごしてみたり、自分から距離を置いてみたり、相談できる誰かに話をしてみたり……。私のように、そういったちょっとした行動が状況を変えるきっかけになるかもしれません。

勇気がいることだと思いますが、ぜひ一緒にいて本当に楽しいと思える人と学校生活を送ってほしいです!(高校生記者・ななか=2年)