文部科学省は、国立大学の2020年度一般入試の確定志願者数をまとめた。最も志願者が多かったのは、5年連続で千葉大学(1万212人=前期6205人、後期4007人)だった。

千葉大学に続いて多かったのは、北海道大学(9752人=前期5474人、後期4278人)。神戸大学(9315人=前期5569人、後期3746人)、東京大学(9259人=前期のみ)、京都大学(7699人=前期7347人、後期352人)と続いた。

千葉大学は、募集人数(2084人)が国立大の中でも比較的多い。加えて、後期日程入試を廃止したり、大幅に縮小したりする大学が多い中、千葉大は後期日程入試でも多くの志願者を集めている。

学部生を受け入れている82の国立大学全体では、7万7996人(前期6万3828人、後期1万4168人)を募集したのに対し、30万7192人(前期18万2772人、後期12万4420人)が志願。志願倍率は3.9倍(前期2.9倍、後期8.8倍)だった。

全体の志願者数は前年(33万153人)より2万2961人(7%)減った。志願倍率は3.9倍。前年(4.2倍)から下がった。

2020年度一般入試の志願者数が多かった国立大学

※大学名、志願者数、志願倍率。志願者数5,000人以上の大学を掲載。後期日程入試を実施している大学は前期と後期の合計。

千葉大学 10,212人 4.9倍

北海道大学 9,752人 4.0倍

神戸大学 9,315人  4.0倍

東京大学 9,259人 3.1倍

京都大学 7,699人  2.9倍

横浜国立大学 7,581人  5.5倍

大阪大学 7,462人  2.6倍

富山大学 7,312人  5.1倍

九州大学 7,241人  3.1倍

広島大学 6,616人  3.3倍

静岡大学 6,580人  4.3倍

信州大学 6,383人  3.8倍

新潟大学 5,974人  3.6倍

埼玉大学 5,841人 4.3倍

筑波大学 5,806人 4.0倍

東北大学 5,738人 3.3倍

岐阜大学 5,595人  5.6倍

山口大学 5,588人  3.7倍

茨城大学 5,561人 4.2倍

琉球大学 5,486人  4.5倍

鹿児島大学 5,075人 3.3倍