チームをまとめる主将・キャプテンの部員たちは、何に気を付けてどう行動しているのだろう。強豪として知られる白河(福島)弓道部で、昨年10月までの主将を務めた薄井健(3年)に話を聞いた。

自ら進んで行動する

2年生の5月から、先輩の推薦で主将になりました。部員をまとめることができて、メリハリのある言動ができる主将になることを目指しています。

指示するだけでなく「行動」で示せるように、自ら進んで動くことを心掛けています。

率先して行動できるように変わったという薄井健(写真はすべて学校提供)

ポジティブな言葉を掛ける

部をまとめるため、みんなの声を聞き、みんなで解決して、気持ちを一つにしています。後輩の気持ちがマイナスにならないように、できるだけ褒めたり、ポジティブになれるような言葉掛けをしたりしています。

先輩に相談してまとめられるように

主将になったばかりのころは、うまく部をまとめられませんでした。同級生の部員や先輩に相談し、解決していきました。

主将になってから自ら率先して行動したり、初対面の人と接する時に以前より明るく対応できたりするようになったと思います。

試合に臨む薄井

勉強との両立も

部の目標は全国制覇です。本番を想定した気持ちの強化と、生徒同士による射の学び合いを重視して練習しています。

部活動の終わりには部員同士で一緒に勉強する時間も作り、勉強と部活の両立にも力を入れています。

勉強にも力を入れて部活と両立してきた

白河(福島)弓道部

部員28人(3年生11人、2年生9人、1年生8人)。練習は週6日。近年は、全国高校体育大会男子団体4位、全国総合体育大会福島県チームに2人選出し(男子近的優勝)遠的8位。東北弓道選手権大会で男子団体準優勝・3位、個人3位・5位などの成績を挙げる
白河弓道部の部員たち