いよいよ2019年も終わる。高校生に今年1年を振り返ってもらい、思い出やどう過ごしたのかを教えてもらった。
高校生活で、部活動に力を入れている人も多いのではないだろうか。先輩や友達と部活に打ち込む中で、忘れられないエピソードを紹介してもらった。
「後悔のないようにやるのがいちばん」友達の言葉が支えに
友達が私にかけてくれたある一言に感動しました。部活で校外の大会に出場する事があり、本番直前私は不安と緊張でいっぱいでしたが、その様子を見た友達が「今までやってきたことを信じて全て出し切ろう、結果はどうであれ後悔のないようにやるのが1番だよ」と言ってくれて、この言葉が私の中でとても響き、部活関係なく今でも私の心の支えになっています。(桜庭ねね・2年)
自分が大嫌いだった 先輩の優しい手紙に涙
夏の吹奏楽コンクールが終わり、引退される先輩から頂いた手紙に感動しました。私はパートリーダーをしているのですが、なかなか上手く練習を仕切ることが出来ず、毎日失敗ばかりで、自分が大嫌いでした。でも先輩は最後の手紙で、そんな私を優しく褒めてくださいました。その嬉しさと、大好きな先輩が引退される寂しさで涙が止まりませんでした。(かーびぃ・2年)
70人の後輩を引っ張った文化祭 達成感で胸がいっぱいに
私はダンス部に所属していて、高2となった今年は総勢70人の後輩を引っ張ってきました。文化祭の最後の演目を終え皆で観客に向かってお辞儀をした瞬間、これまでの辛かった事が吹き飛び、頑張ってきてよかったという思いと達成感で胸がいっぱいになりました。部活動は大変なこともありますが、やり切った後は想像以上の感動が待っています!(C・Y・2年)
ある本との出会いがあったという高校生も。たくさんの本や映画などの作品に触れることができる時間があるのも、高校生活の醍醐味だろう。
夢を見たいと思える本に出会えた
ある本と出会えたことが忘れられません。その本の名前は「千歳くんはラムネ瓶のなか」です。その本は、単に面白いというだけでなく、僕に色んなものをくれました。人生を諦めてつまらないまま生きていこうと思っていた僕が、改めて夢を見たいと思うようになったのもこの本のおかげでした。この本と出会って得た感動はきっと一生忘れることがないと思います。(鈴木とこー・1年)
きれいな景色に感動したというエピソードを紹介。念願の留学先での夕焼けや、壮大なイルミネーション、中には楽しみにしていた景色が見られなかったという人も?
念願の留学 夢だった場所で青春
ずっと夢に見て努力してきた留学をやっと今年実現できました! 寮に住んでいるので、近くのスーパーまで自分で買い物をして自炊することも可能なんです。そこで、私も自転車で近くのスーパーまで一人で行くことに! ちょうど夕方で太陽が少し眩しく、青春しているなあと感じました。夢だった場所に暮らしている実感がどっと湧き一人でとても感動しました。(ゆみか・2年)
台風で修学旅行が延期に……
修学旅行が一度延期になってしまい、とても悔しかったです。私の学校では10月に沖縄への修学旅行が予定されていたのですが、台風18号によりまさかの延期。沖縄を訪れるにはベストシーズンだと聞いていたので、悔しかったです。幸い延期だったので、改めて修学旅行を楽しめそうです!(みやち・2年)
物語のような噴水ショーに感動
修学旅行でシンガポールに行き、「光と水の噴水ショー」を見ました。プロジェクションマッピングで噴水に赤色が映し出されたときは力強い音楽、青色が映し出されたときは静かな音楽というように、映し出される色のイメージに合った音楽が流されていてひとつの壮大な物語のように思えました。今でもときどき、撮った動画を見返しています。(よもぎ・2年)
650万球の光のイルミネーションが最高
よみうりランドのイルミネーションを見に行きました。今年はよみうりランドのイルミネーションが10周年で、過去最大である650万球もの光が使われているそうです。観覧車からの景色ももちろん綺麗ですが、クレージーヒュー・ストンというフリーフォールのいちばん上から見る景色も最高です。とても綺麗な景色が見られるので、ぜひ行ってみてください。(A.M・2年)
支えてくれる人への感謝の気持ちを感じたというエピソードもあった。
先生のパフォーマンスを見て思わず泣きそうに
先日、予餞会がありました。私は3年なので、今年は送られる側です。この会では先生方がパフォーマンスをしてくださるところがあります。今年は学年の先生方全員でバンドをやってくださいました。忙しいはずなのにいつ練習していたんだろうと思わせるほどクオリティが高かったです。本当のライブ会場にいるみたいでした。最後まで走り抜けるように演奏する先生方を見て、泣きそうになったのは私だけではないと思います。(きぐま・3年)
誕生日に長文のメッセージ 感謝の気持ちで涙
今年の私の誕生日は学校が休みだったのですが、朝起きてLINEを見ると友達や先輩から祝いのメッセージがたくさん届いていました。なかには日付が変わった瞬間に長文で送ってくれた子もいて、その子は翌日学校でプレゼントと手紙までくれました。夜は手紙を読みながら感動と感謝の気持ちで涙が止まりませんでした。(アリス・2年)
親しい仲でも実は知らないことだらけ?友達が実は○○でとても驚いたというエピソードを紹介。
友達が実は○○だった!
私が今年いちばん驚いた出来事は友達が双子だったことです! 休み時間に「兄妹から連絡がきている」と友達が言っていました。家族の話を聞くのが初めてだったので、兄妹の年齢を聞いてみると「同い年、双子だよ」と言われました。親しい仲でも知らないことはたくさんあるな、と改めて感じた出来事でした。(みやち・2年)
学年が上がるにつれてだんだんと難しくなる勉強。難しくても、頑張っていれば感動するくらいできるようになるかもしれない!
数Ⅲで習った素数平面に感動
今年、数学Ⅲの授業で複素数平面を習いました。普通に私たちが使う平面(デカルト平面)では回転を計算するのがとても大変です。私は数学が好きだけど得意ではないので、計算しているうちによくわからなくなってしまいます。しかし、複素数平面(ガウス平面)で計算すると「これでいいの!」というくらい簡単に回せちゃいます。感動です。(きぐま・3年)