世界の大学評価を手がける英国のクアクアレリ・シモンズ(QS)社は2019年10月7日、卒業後の就職に強い大学を順位付けした「QS2020世界大学就職ランキング」を公表した。日本の最上位は東京大学(23位)だった。(記事末尾に日本からランクインした大学の一覧)。
ランキングは、卒業生に対する企業の評判を調査したり、世界的に活躍している人の出身大学を調べたりして順位付けした。
世界1位はマサチューセッツ工科大

世界1位はマサチューセッツ工科大学、2位はスタンフォード大学、3位はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でいずれも米国の大学だ。オーストラリアのシドニー大学が4位に入った。
アジアのトップは、中国の清華大学(6位)で、香港大学(9位)で続いた。
ベスト100に早稲田大、慶應義塾大など
日本の大学のトップは東京大学(23位)。早稲田大学(34位)、慶應義塾大学(50位)、京都大学(53位)、東京工業大学(65位)、大阪大学(73位)、名古屋大学(98位)と続く。1この7校は昨年に続き100位以内に入った。QS社が大学の研究力や国際化などを総合評価した今年の世界ランキングでは早稲田大、慶應義塾大、名古屋大は100位に入っていないが、「就職力」ではより高い評価を得たことになる。
QS社の調査責任者は「東京大学は日本国内、そして国際的にも雇用者(企業側)からの評判は高い」と分析している。
QS2020世界大学就職ランキング、日本の大学の一覧

★は私立大、無印は国立大。
23位 東京大学
34位 ★早稲田大学
50位 ★慶應義塾大学
53位 京都大学
65位 東京工業大学
73位 大阪大学
98位 名古屋大学
121-130位 北海道大学
131-140位 九州大学
141-150位 ★東京理科大学
151-160位 一橋大学
181-190位 筑波大学
201-250位 広島大学
251-300位 金沢大学、★立命館大学、千葉大学、神戸大学、大阪府立大学、★東海大学、東京農工大学、横浜国立大学