夏休みに全国大会に出場した高校生に、体験談を聞いた。

8月上旬に行われた、全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)に参加しました。模擬国連とは、その名の通り実際の国連をベースとした討論大会です。参加者は各国の大使となり、国際問題について自国の国益を踏まえ、議論します。国際問題についての理解を深め、論理的かつ多角的な思考力や交渉力を身に付けることが出来る大会です。

今大会では全国から100校、そして600人を超える参加者が集まり活気溢れる大会となりました。

参加のきっかけは友人の姿

友人に近づきたい一心で頑張った吉田君(左)

私が今大会に参加しようと思ったきっかけは、実行委員長である友人の姿に影響されたためでした。

最初は議題に関してのリサーチ量がとにかく多すぎて、わからないことだらけで何回も先が見えなくなりました。しかし、「憧れの友人から賞状受け取りたかった」という願いと、何より憧れた姿に近づきたかったという強い思いから諦めずに努めることができました。

政策の説明に奔走

大会当日は各国の大使と積極的にコミュニケーションを取ることに専念しました。事前に練っておいた政策を丁寧に説明し、決議にもっていくという最終目標のもと奔走しました。

最初の政策では国益に各国間でズレが生じることもあり、その修正作業は特に大変でした。話し合いを通じて政策がブラッシュアップされていく様は大変でしたが非常にやりがいを感じるものでした。

念願の最優秀賞を取れた

堂々と演説する吉田君

最後に…結果として私は、E議場にて最優秀賞を受賞することが出来ました。全国の優秀な高校生たちと出会い熱く討論出来たことは、受験前の私にとって刺激的かつとても価値ある時間でした。間違いなく今年一番熱くなれたし何よりもかけがえのない思い出を得ることが出来ました。今回の非常に有意義な機会で得た学びをこれからの活動に還元していきたいです。

来年の開催も決まっているようです。興味がある人はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。きっと熱い夏が待っています!(吉田遼・3年)