まとまった時間がある今年の夏休みはコンテストにチャレンジしてみよう。高校生向けのコンテストは、文系向け、理系向け、アート系などさまざまな分野がありますが、今回は、國學院大學主催「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストを紹介!コンテストの特徴や過去受賞者のコメント、受賞作品などを紹介しています。応募の際の参考にしてみてください。

「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストとは?

地元で古くから続いているお祭りや伝統行事、おじいちゃんおばあちゃんから教わった古い遊び。例えば、こうしたものを「伝承文化」として研究し、まとめるのがこのコンテストの概要。伝承文化を扱う高校生のコンテストは国内随一だ。自分が住む地域や学校周辺など、ふだん、身近すぎて当たり前のような風景が、研究に値する伝承文化かもしれない。地域民話研究部門もあり、それぞれ個人でも団体でも応募できる。また、学校やクラブで何年も継続的に取り組んでいるテーマがある場合は、学校活動部門もおすすめだ。

★9/10必着 第15回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト募集要項はコチラ

第14回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト 受賞者の声と作品

【地域文化研究部門】

「高校で初の試みである能登実習が企画され、その能登次週に参加したメンバーの中で歴史民俗班に志望した者は能登地域の伝統的な文化を調べることになった。現地でのインタビューの際に地域伝民の方々とコミュニケーションを取って接することの大切さを感じ、富山と能登の文化の違いを知ることで価値観の違いを発見することがとても面白かった」((団体)最優秀賞・折口信夫賞・富山県立砺波高等学校 2 年文系・歴史民俗班)

「昨年は漬物についての歴史を中心に基本的な知識を学び、それを踏まえた上で、漬物のこれからを考え、伝えていく人に焦点を当てた。文献資料から読み取るだけではなく、人に聞くことで得られるものがあると思った。長く調査を続けることで見えてくるものがある。自分の足でその場合に行くことが大切」((個人)最優秀賞・飯田さん)

 

【地域民話研究部門】

「もともと民俗学に興味を持っていて、「今昔物語集」の中に登場する「鬼」について調査した。古文を読むのは大変だったが、読んでいくと面白く、次々と湧いてくる興味のほうが大きかった」((個人)最優秀賞・大和田さん)

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