専門の器具を使わなくても、自宅で簡単にできる筋力トレーニングを、東海大学健康学部の有賀誠司先生に教えてもらった。（構成・小野哲史、モデル・澤木太雅）

柔軟性も大切

「あおむけアーム＆レッグレイズ」を紹介します。あおむけでヒジとヒザを伸ばしたまま、つま先にタッチ。体の中心（へその上あたり）の真上でタッチできるよう、太ももの後ろ側や背中の柔軟性も大切になります。筋トレは１動作２秒ぐらいかけるのが一般的ですが、ひねったり回旋させたりする体幹トレーニングは、実際のスポーツに近い動きの場合、スピーディーに行っても構いません。

 

床にあおむけになり、両手と両足を肩幅より広めに開いて床につける

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上半身と腰をひねりながら、片側の手と反対側の爪先をへその上あたりでタッチする

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左右交互に繰り返す。持ち上げた手足と反対側の手と足は床につけたままにしておく

 

有賀誠司先生

あるが・せいじ　1962年東京都生まれ。東海大学健康学部健康マネジメント学科教授。筋力トレーニングに関する研究を行うとともに、多くのアスリートのトレーニング指導に携わる。著書に『ストレッチ大全』（成美堂出版）、『基礎から学ぶ！筋力トレーニング』（ベースボールマガジン社）など多数。