河野玄斗さんは、東京大学医学部の現役学生で、司法試験にも一発合格し、クイズ番組「頭脳王」で2連覇を果たしたカリスマ東大生だ。高校生にお勧めの勉強法を教えてもらった。(構成・安永美穂)

Q. 勉強と部活の両立ができません。

A. どういうバランスで取り組みたいかを決めよう

 

まず「自分がどうなりたいか」のイメージを

人間のキャパシティー(受け容れることができる量)には限界があるので、勉強と部活の両方に100%の力を注ぐというのは無理だと思います。大切なのは、自分がどうなりたいのかを考え、勉強と部活にどういうバランスで取り組むかを自分で決めること。何も考えずにいると、勉強も部活も中途半端になりがちなので、まずは自分の中での優先順位をはっきりさせましょう。それから具体的な行動プランを立てるようにすると、迷わずにすみます。

「第一志望の大学に合格したい」というのが優先順位の高い目的であるなら、「勉強を優先して、部活は楽しむ程度に取り組もう」と考えるのもよいでしょう。僕個人としては今だけでなく将来のことにも目を向けてほしいという思いはありますが、自分が納得しているのであれば、「高校時代は部活に打ち込みたいから、忙しいときは最低限の勉強だけやるようにして、合格できそうな大学の中で上位校を目指そう」という選択をしても後悔はないと思います。

学校の授業時間を有効に活用しよう

部活をやると、その分、勉強にあてられる時間が短くなるため、学校の授業時間を有効に使うことを心掛けましょう。学校や先生によっては厳しく指導されることも考えられるので一概には言えませんが、どうしても勉強時間が確保できない場合は、受験には必要のない科目の授業中に、受験に必要な科目の勉強をするのも一つの方法だと思います。特に英語は文系・理系のどちらへ進む場合でも重要な教科なので、部活でどんなに疲れていたとしても、英語だけは授業に集中してその日に習ったことはその日のうちに理解しておくことをお勧めします。

休み時間や電車の待ち時間などにこまめに単語の暗記をする、授業が終わったらそのタイミングでノートを見直して要点を自分の言葉でまとめてみるなど、隙間時間も有効に活用しながら、自分で「ここまではやろう」と決めたことは実行していきましょう。

 

こうの・げんと 

1996年、神奈川県生まれ。聖光学院高校卒業。東京大学医学部医学科6年生に在学中。著書に『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』(KADOKAWA、税抜1400円)。