私は、通信教育で英語と国語と数学の3教科を中学生のころから学んでいる。塾は長時間拘束されることが嫌。でも「取りあえず何かしていないと将来不安」で続けている。初めはほぼ毎日取り組み、添削もためることなく提出していた。

課題に取り組む坂部君

まずは1分始めてみる

だが、高1の7月ごろからスマホを使う時間が増え、次第に白紙のままに。まるで「白い悪魔」のように思えた。「手を付けないと!」とやり始めても、数分後にはペンがスマホに変わり、気が付くと1時間たっていたことも。勉強しようとするたび、部屋でYouTubeを見る私を見て、さすがに親もしびれを切らし「ちゃんと計画立てて」「スマホばかり見ないの!」と言うようになった。積み上がった「白い悪魔」は難しい問題ばかり。でも学校の予習復習、部活だって忙しい……。

そこで対策を考えてみた。まず「1日1分は添削問題に手を付ける」というもの。なぜ1分なのかというと、例えばスマホを使うときの「5分だけと決めてスマホを使っても、いつの間にか20分たっていた」体験のようになると思ったからだ。もう一つは「チャンネル削除作戦」だ。一度YouTubeを開いたら必ずチャンネルを5個ブロックする。好きなものを排除すれば次第にスマホから離れられるのではないかと思い立った。

現在、少しずつではあるが、白い悪魔を減らすことができている。もし、通信教育を受けている人がいれば、自分なりの対策を考えてみるといいと思う。 (坂部結生翔・1年)