国公立大学の2019年度一般入試個別試験(2次試験)の出願受け付けが1月28日から始まっている。駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営するセンター試験の自己採点集計「データネット」の出願期間前の調査によると、京都大学の志望者はやや減少しているという。

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京都大学一般入試の前期日程は、10学部で入学者2666人を募集する。出願期間前のデータネットの集計では、大学全体で志望者は昨年の97%。昨年まで志願者は5年連続減っているが今年も減る可能性がある。文理別で志望者をみると文系は101%と前年並み、理系は95%に減っている。

学部別では、志望者が増えているのが法学部(105%)、経済学部の文系(106%)、教育学部の文系(103%)、教育学部の理系(127%)、理学部(110%)。理学部の志望者増加は18年度入試まで志願者が3年連続で減った反動とみられる。

出願期間前の集計で志望者が減っているのは、文学部(95%)、経済学部の理系(91%)、総合人間学部の文系(90%)と理系(87%)、工学部(91%)、医学部医学科(94%)、医学部人間健康科学科(90%)、農学部(98%)。文学部、経済学部の文系は18年度入試の増加の反動とみられる。医学部医学科は、センター試験高得点者が増加しており、ハイレベルな入試は変わらないとみられるという。

薬学部の志望者は18年度と同様だった。

以上のデータはあくまで出願期間前の調査のため、実際の出願者数は傾向が異なる可能性もあるので注意が必要だ。出願受け付けは2月6日まで。第一段階選抜の合格者を2月13日に発表し、個別試験を2月25日から27日まで実施する(27日は医学部医学科の面接のみ)。合格発表日は3月10日。後期日程試験は法学部だけが実施する。