2019年度大学入試センター試験受験者の自己採点結果の集計によると、国公立大学を志望する「7科目型」の受験者の平均点は、文系、理系とも上昇する見通しだ。

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河合塾がセンター試験受験者の8割超にあたる43万6634人の自己採点結果を集計した「センター・リサーチ」によると、「7科目文系型」(900点満点)の推定平均点は昨年より18点高い570点。「7科目理系型」(900点満点)の推定平均点は昨年より12点高い572点だった。

河合塾の「センター・リサーチ」による国公立受験を狙う「7科目型」受験者の得点分布

河合塾によると、理科や地歴・公民では平均点が昨年より下がった科目があったものの、昨年過去最低の平均点になった英語リスニングの平均点が一転して上がったほか、国語の平均点も上がったことから「7科目型」では文理とも平均点が上昇する見込み。難関大学合格の目安となる8割(720点)以上の成績層が増加しているという。

「7科目型」は、外国語、数学(2科目)、国語、理科(文系は1科目、理系は2科目)、地歴・公民(文系は2科目、理系は1科目)の合計点。