2019年度大学入試センター試験が1月19・20日に全国693会場で行われた。今回の志願者は現役・浪人合わせて57万6830人。外国語の受験者が53万8603人だった。大手予備校の予測では、昨年より平均点は上がる見通しだ。

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2019年度大学入試センターの国語で出題された古文の問題(一部)

河合塾が1月20日までに公表した予想平均点は、「5教科7科目文系型」が900点満点中573点で、昨年の推定平均点より21点増。「5教科7科目理系型」が576点で昨年の推定平均点より16点増(文系、理系とも英語は筆記とリスニングの合計250点満点を200点満点に換算)。

河合塾によると、英語(筆記)は「昨年と同様に、実践的なコミュニケーション能力を問う出題で、難易度、分量、出題傾向に大きな変化はなかった。平均点は昨年(200点満点中123.8点)より5点程度下がると予測している。英語(リスニング)は「昨年よりやや易化した」といい、平均点は昨年(50点満点中22.7点)から8点程度上がるとみている。

「数学1・A」は「昨年と比べて分野ごとの難易度や分量の差が開いたので、例年以上に時間配分に気をつける必要があった」という。国語は、全体的に易しくなっており、特に古文は「近年のセンター試験の中でも易しい問題であった」とみている。国語の平均点は昨年(200点満点中104.7点)より22点程度上がると予測している。

大学入試センターは、平均点の中間集計を1月23日に発表する。科目間の得点調整の有無は1月25日に決める。