高校生3人一組でクイズ日本 一を目指す、日本テレビの人気 番組「高校生クイズ2018」の 全国大会が9月に放映された。 優勝に輝いたのは、全国大会4 年連続出場の桜丘高校(三重) クイズ研究部に所属する東問(ひがしもん)君、東言(ひがしごん)君、小林雅也君(とも に2年)。同校として、昨年に続き、大会2連覇を成し遂げた。

弟はライバル  

左から小林君、東問君、言君(学校提供)

問君、言君は双子の兄弟。ラ・サール中学(鹿児島)クイズ研究部で切磋琢磨(せっさたくま)してきた2人の「高校生クイズで優勝するために桜丘高校に転校」という異色の経歴が話題を呼んだ。弟の言君は、中学2年の時に桜丘高校の併設中学に転入。転校先でもクイズ研究部に入部し、クイズ力を鍛え続けた。「大会で不正解だった問題や、クイズの問題集で覚えてない問題などを自分専用のクイズノートに書き記し、知識を蓄えてきました」

一方、兄・問君は、高校1年の時にラ・サール高校から桜丘高校への転入を決断した。「言とは、クイズ力を競う良きライバル関係。近くに強敵がいないと、自分の伸びしろがなくなるし、他の地域のクイズ強者とも出会ってみたかった」。昨年の高校生クイズで同校が優勝したのもきっかけとなった。

普段の東兄弟は、寮生活をしながら週5日の部活動で腕を磨く。「(来年の高校生クイズで) 学校としての3連覇、個人としての2連覇は、もちろん目標。 それに限らず、僕は出場する全てのクイズ大会で優勝しか狙ってません」(問君) (中田宗孝)

【高校生クイズ】
1983年に開始。地区大会を勝ち抜いた高校生が頂点を目指す。これまでは知力、体力、運などを試すクイズで競う。今年の決勝は桜丘高校、横浜サイエンスフロンティア高校(神奈川)、ラ・サール高校(鹿児島)が勝ち進んだ。