東海の高校３年生に人気の大学ランキング　進学ブランド力調査2018

2018.09.21

リクルート進学総研が高校3年生に「志願したい大学」などを尋ねて順位づけした「進学ブランド力調査2018」のうち東海の生徒に人気だった20校を紹介する。

１位は２年連続で名城大学、２位も昨年と同じ名古屋大学だった。３位は、昨年４位だった南山大学が入った。名城大学は、国立志向が強い東海にあって理系学部が充実していることに加え、「ナゴヤドーム前キャンパス」や外国語学部の開設が人気の理由という。名古屋大学は、情報学部を開設したり、岐阜大学との法人統合を進めたりといった改革に取り組んでいる。南山大学は国際教養学部の開設や名古屋キャンパスへのキャンパス統合などが話題だ。

東海の高校生は関東に比べて国公立志向が強く、ベスト20のうち国立大学が６校、公立大学が３校入った。昨年より順位を大きく上げたのは、愛知工業大学（32位→17位）、金城学院大学（26位→20位）の２校。ベスト20の大半が東海の大学だったが、関東から唯一、早稲田大学が18位に入った。

文理別では、理系の１位は名城大学、２位は名古屋大学、３位は名古屋工業大学、４位は岐阜大学、５位は静岡大学。ベスト５のうち名城大学をのぞく４校が国立大学だった。一方文系では１位は南山大学、２位は愛知大学、３位は中京大学、４位は名城大学、５位は愛知県立大学。１～４位が私立大学だった。

調査は11回目で、４月上旬から５月上旬にかけて実施。大学進学希望者7488人の回答を関東・東海・関西の地域ごとに集計した。「志願したい大学」は一人４校まで選んでもらった。受験生が現実的に志願を考えている大学を探ろうとしており、入試の難易度や大学の規模なども結果に影響するという。