勉強法についてのお悩みに、多くの受験生を合格へと導いてきた各教科の先生がアドバイス。駿台予備学校の人気英語講師の増田悟先生に答えてもらった。(構成・安永美穂)

 
増田悟先生(駿台予備学校 英語科講師)
 
ますだ・さとる 東京都出身。東大大学院ではロシア文学を専攻。分かりやすく熱意あふれる正統派の授業が身上。

Q.英文和訳問題ができません。

A.まずは正確な直訳を目指そう。

まずは基本的な単語と構文をおさえて、“正確な直訳”ができるようになることをめざそう。英文和訳の問題では「自分はこの単語や構文の使い方を正確に理解しています」という点を採点者に伝えることが重要なので、凝った日本語に訳す必要はない。和訳を書き終わったら、英文と和訳のそれぞれの言葉を指さしながら、一語一句をすべて正確に訳しているかを確認する習慣を身につけてほしい。

長文問題の中で出題される英文和訳は、前後の文章までしっかり読まないと誤訳につながりやすい場合も多い。前後の部分の意味を把握したうえで、「ここではこういう意味が述べられている」ということがわかるように訳すことを心がけよう。