新学期が始まり、中には「クラスになじめていない感じがする」「クラスガチャ外れた!」と思ってしまっている人もいるかもしれません。そんな人もきっと、1年の最後には楽しかった思い出ができるはずです。私の経験を紹介します。(高校生記者・Sowa=3年)
新しいクラスに友達がいない…
楽しさと不安が入り交じった気持ちで迎える新学期、特に「クラス替え」は毎回ドキドキです。「クラス運」によって1年の楽しさが決まるといっても過言ではないほど、クラスは高校生活に重要な要素です。

私はそれまでの明るいクラスから一転、落ち着いたクラスになってしまいました。他のクラスとの関わりが薄く、友達もほとんどいなかったんです。
「去年に戻りたい」心を閉ざした
以前は明るく盛り上がっていた授業も、静かになりました。休み時間になっても、クラス内にあまり話し相手がいませんでした。
最初は「去年に戻りたい」と落ち込んでクラスに積極的に参加できず、心を閉ざしていました。体育祭の応援団や選抜に立候補しなかったり、授業中の発言も減ったりしました。
「今を最大限楽しもう」考え方を変えてみた
しかし、1学期が終わるころ「時は戻せない。今の状態を最大限楽しもう」と考え方を変えるようにしました。
さらに徐々に新しいクラスでの生活にも慣れ、クラスの雰囲気もなごんできた2学期からは、前の年のように社交的に、多くの人と話し、学校生活を楽しめるようになりました。以前同じクラスだった友達ともクラスを超えた交流ができ、他のクラスにも友達を作れました。

くよくよしている時間がもったいない
「落ち込んでしまったとしても必ず小さな楽しさがある」「クラス替えで別れてしまってもクラスを超えた関わりがある」と学べました。中高生の青春の時間は限られています。「クラスガチャ外れた!」と思っていても、くよくよしている時間がもったいない。引いた選択肢を「外れ」ではなく、新しい環境への「挑戦」と見ることが大切だと思います。
- Sowa 東京都在住。趣味はジャグリングと航空系の動画を見ること。ナマケモノが好きで、将来はナマケモノのようにのんびり暮らしたい。