私は趣味で5言語を学習しています。全く異なる国の言葉を学ぶことで、新たな文化を知るだけでなく、英語の得点アップにもつながりました。多言語学習の魅力や具体的な勉強法を紹介します。(高校生記者・Sowa=2年)
「言語」にハマった私
私は現在、英語、フランス語、タイ語、中国語、アラビア語の5言語を勉強しています。
小学生の頃から、世界の言語や文化に興味がありました。中学生になりスマホを持ち始めると、YouTubeで英語やフランス語など、いろいろな言語の動画を視聴。言語学習アプリ「Duolingo」で勉強したり、中3では言語を使ったパズルのような問題を解く「言語学オリンピック」に挑戦したりもしました。

英語の学習に苦労して
全ての言語を順調に学べていたわけでなく、英語の勉強に苦労しました。日本語と英語は、言語のルーツである「語族」がかなりが離れていて共通点が少ないです。
日本語とは文字も文法も全く違うため、英単語が覚えられず、慣れるのが大変。そこで、私はフランス語などの「英語に近い言語」も同時に学ぶ方法をとりました。

「単語や文法が似ている言語」で勉強
例えば、「different」という英単語は、日本語の意味は「違い」。しかし、「different」と「違い」が、「同じ意味の単語」だとぱっと見ただけではわかりません。一方、フランス語は「différent」。日本語より大幅に英語に近いです。
英語の語順は、フランス語以外だとタイ語が近いです。並べ替え問題で語順に悩んだとしても、一度タイ語に直して考えると正答率が上がりました。

多言語を学ぶって楽しいよ!
英語の学びやすさもありますが、多言語を学ぶ一番の魅力は「楽しさ」。新しい文化や考え方を知ることができるだけでなく、多言語案内板の文字が読めたり、現地の人と会話ができたりした際はとてもうれしくなります。
最近はYouTubeにも言語学習をサポートする動画が多く上がっています。気軽に気になった言語から勉強を始められますよ。皆さんも英語だけでなく、気になる言語を勉強してみませんか?