私は県外から受験し、今の高校に進学しました。合格後に引っ越し、知り合いが誰もいない状況で入学。友達作りは失敗から始まりました。(高校生記者・おむすび=2年)

入学後の友達作りに出遅れた

私はこれまで、何度か転校を経験しています。そのため高校入学前は「県外から来た人なんてそんなにいないし、きっとみんな話しかけてくれるだろう」と考えていました。しかし、それは間違いだと入学後すぐに気づかされました。自分だけでなくみんなもほぼ初対面だったため、「県外から来た」ことが想像していたよりも目立たなかったのです。

小学生の頃にもらった柴犬のぬいぐるみ。落ち込んだときはこの子たちに抱きついて寝る

クラス内に仲良しグループができていく中、受け身でいた私は出遅れてしまい、4月の終わり頃には1人で過ごすことが増えていきました。

まずはあいさつから始めてみた

友達がいない状況を打破するために、登校したら席が近い子にあいさつをし始めました。私の席は廊下側の一番後ろだったので、それまでは後ろの入り口から無言で教室に入って座っていました。ただでさえ友達がいないのに、そんな状態では誰も話しかけてくれません。私から突然話しかけても「急にどうしたんだろう」と驚かれ、会話がすぐに途切れてしまうことは明らかです。

最初は軽く「おはよう」と言うだけでしたが、少しずつあいさつに一言付け加えてしゃべったり、雑談に発展させたりできるように。だんだんと友達ができました。

無理せず友達作りを

今では入学当初が信じられないくらい交友関係が広がっています。私と同じようにゼロから人間関係を作らなければいけない状況になった人や友達作りに不安がある人は、ぜひ周りの人にあいさつすることから始めてみてください。あいさつされて反感を覚える人は恐らくいないでしょう。最後には何とかなります。

不安も大きいと思いますが、高校生活を充実させる一環として無理せず頑張ってください。陰ながら応援しています。