最近、カフェチェーンで人生初のアルバイトを始めました。バイトを始めて知ったこと、実感したことがあります。そこから普段の生活をどうしようと思ったのか、紹介したいと思います。(高校生記者・もりよ=3年)

お金を稼ぐ大変さを実感

まず、お金を稼ぐことの大変さを痛感しました。私は1日にだいたい4時間シフトに入っています。お店は常に満席です。注文をきき、料理を運び、会計をして、片付けをして……とずっとお店を駆け回っています。4時間働いただけでも、終わるころにはクタクタになっています。 

バイト中に使っているメモ帳

それだけ忙しく働いても4000円ももらえず、改めてお金の大切さがよく分かりました。そして、いつも働いてくれている親を尊敬すると同時に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

待たされてもイライラしなくなった

次に気づいたのは、店員さんの気持ちです。お店が忙しすぎて、席が空いても待っているお客さまを案内できないことがあります。すると、待たせてしまっているお客さまから怒られることがあります。 

メモの内容

それまで自分は飲食店で「あそこの席が空いたのに、なんで案内してくれないんだろう」とイライラしていました。しかし、実際に働いて店員の気持ちになってみると「案内したくてもできる状況じゃない。注文を取るのと料理を運ぶので精いっぱいで配席まで手が回らない」ということがよくわかりました。

お客さまを席に案内した後は、おしぼりとお冷(ひや)を持っていく必要があります。お客さまを席に案内するだけでなく、案内に伴う仕事があるのです。店員側の気持ちが分かり、案内待ちでイライラすることがなくなりました。

注文を取るのが難しい

最後に、注文を打ち込む「ハンディ」という端末が想像以上にややこしいことに驚きました。私の働いているお店では、テーブル番号や人数などを打ち込んだ後に、ようやくメニューを打ち込めます。いろいろなオプションを入力しないといけなかったり、大量の商品から注文の品を見つけなければいけなかったり……。かなり難しく、入力に手間取ります。

私が客としてお店に行く時は、頼みたい商品を次々と言うのではなく、ひとつひとつ間を置いて、店員さんが打ち終わるのを見てから次の商品を注文しようと思いました。