高校生記者のすあさん(3年)は、ボランティア活動の一環として、自分の学校で授業を行いました。「先生」役を体験し、授業する難しさを経験したことを話してくれました。

10分間のオンライン授業を実施

私は、若者に選挙に興味を持ってもらうための県の選挙ボランティアとして活動し、自分の高校で主権者教育の授業を行いました。

用意された時間は10分。約1カ月前から準備しました。まずは、スライドの内容を紙で簡単に作ってから、スライドを作成。先生方にスライドの内容を添削していただき、完成したのは授業前日でした。

裏紙を使ってスライドの下書きをした

当日、新型コロナウイルス感染症対策のため、Zoomで授業を行いました。公示と告示の違いや当選確実の仕組みなどを伝え、ゆっくり、伝えたいところをはっきりと話すことに気を付けました。パワーポイントの操作と自分の説明を一致させることにも気を配りました。

改めて先生に感謝

授業後、先生から「良い授業だった」と褒めていただき、生徒のみんなからは「知らないことが多くて学びになった」などの反応をもらい、大成功したと感じています。

でも、授業することも授業の準備もとても大変でした。下調べが多く、授業中は生徒の考える時間など気を配る必要も……。決して簡単ではないと実感しました。改めて教えてくださる先生に感謝の気持ちを持つきっかけになりました。(高校生記者・すあ=3年)