第46回全国高校総合文化祭(とうきょう総文2022)の将棋部門・男子団体戦が8月3、4日に行われ、各都道府県から48チームが出場。東大寺学園高校(奈良)が日本一に輝いた。(中田宗孝)

「今年こそ優勝」昨年の雪辱果たす

東大寺学園高校(奈良)囲碁将棋部は、昨年の全国3位だったメンバーが全国の舞台に戻ってきた。主将の園中麻陽さん(3年)、副将の大西康平さん(2年)、三将の金田夏輝さん(2年)の不動の布陣で臨み、「今年こそは全国優勝」と意気込んだ。

優勝旗を手にする東大寺学園高校

団体戦は、主将・副将・三将の3人1チームとなり、同将同士で対局して勝利数の多いチームが勝ち進む。決勝トーナメントでの1選手の持ち時間は15分、時間を使い切ると1手30秒未満の秒読みで指すルールだ。

金田さん(右奥)はチームトップの大会7勝を挙げる活躍で日本一に貢献

決勝トーナメント1回戦の相手は佐野高校(栃木)。同日の予選で同校に0-3で完敗した直後の再戦となったが、勝利をもぎとった。2回戦の岩手高校(岩手)は、昨年の全国準決勝で敗北を喫した因縁の相手だ。

決勝戦は東京・麻布高校を2-1で下した

  「大会前日に、こんな局面になったらこうしようと具体的な対策をみんなで練っていたんです」(金田さん)。岩手高との試合でその通りの局面が主将の園中さんにおとずれ、積極的に攻めの手を指せた。チームも勝利し、昨年のリベンジを果たした。「決勝1、2回戦の勝利でチームに弾みがつきました」(園中さん)

ポジティブシンキングをモットーに

  試合の合間には「ポジティブシンキング」、語感よく略して“ポジシン”が自分たちを奮い立たせる合言葉になった。

宿泊所では寝る場所を対局で決めて大盛りあがり。大西さん(右)が1位、最下位になった園中さん(中央)は真ん中の布団で寝るハメに  

   「『ポジシン、ポジシンだよ』と、声を掛け合って、落ち着きを取り戻したり、気持ちを前向きにしたり」(金田さん)。そしてチームは、念願の全国優勝を成し遂げた。