世界の高校生が地理の難問を解いて競う第18回国際地理オリンピック(IGeo2022)が7月12日から18日までオンラインで開催され、日本代表として高校生4人が出場。銀メダルを2人が、銅メダルを1人が獲得した。文部科学省と国際地理オリンピック日本委員会が7月19日、発表した。

大会は大学などの教育を受けていない16~19歳が対象。今年はフランス(パリ)が大会主催国となってオンライン形式で行われ、世界54カ国・地域の209人が参加した。

日本代表の4人。左から新山さん、岩倉さん、佐藤さん、森田さん(国際地理オリンピック日本委員会)

日本代表は、昨年度の第16回科学地理オリンピック日本選手権の成績優秀者から選ばれた。代表4人は次の通り(敬称略)。

  • 佐藤弘康(さとう・ひろやす=埼玉・栄東高校3年) 銀メダル
  • 森田晃弘(もりた・あきひろ=兵庫・灘高校3年) 銅メダル
  • 岩倉治輝(いわくら・はるき=東京・筑波大学附属駒場高校2年) 銅メダル
  • 新山慶悟(にいやま・けいご=宮城県仙台二華高校3年)
湯河原のリモート会場で大会に臨む4人(国際地理オリンピック日本委員会)

大会規定によると、メダルは参加者の上位12分の1に金メダルが、続く12分の2に銀メダルが、続く12分の3に銅メダルが与えられる。

大会は1996年に始まり、日本は2008年から代表を派遣している。2023年の第19回国際地理オリンピックは、インドネシア(バンドン)で開かれる予定。