今人気の漫画作品は? 最新の漫画売れ筋ランキングを紹介。また、紀伊國屋書店新宿本店のコミック売場を担当している木村歩夢さんに、注目したい2作品をピックアップしてもらいました。
2021年9月の人気漫画ランキング
- 【1位】ONE PIECE 巻100(ジャンプコミックス)尾田栄一郎、集英社、440円
- 【2位】東京卍リベンジャ-ズ 24(少年マガジンKC)和久井健、講談社、480円
- 【3位】ルックバック(ジャンプコミックス PLUS)藤本タツキ、集英社、440円
- 【4位】怪獣8号 4(ジャンプコミックス PLUS)松本直也、集英社、480円
- 【5位】ダンジョン飯 11(HARTA COMIX)九井諒子、KADOKAWA、700円
- 【6位】ゴ-ルデンカムイ 27(ヤングジャンプコミックス)野田サトル、集英社、540円
- 【7位】3月のライオン 16(ヤングアニマルコミックス)羽海野チカ、白泉社、540円
- 【8位】ジョジョリオン volume 27(ジャンプコミックス)荒木飛呂彦、集英社、440円
- 【9位】終末のワルキュ-レ 12(ゼノンコミックス)アジチカ 梅村真也、コアミックス、600円
- 【10位】九条の大罪 3(ビッグコミックス スピリッツ)真鍋昌平、小学館、591円
(集計期間:2021年9月1日 ~9月30日・紀伊國屋書店新宿本店売り上げデータ。価格は税抜)
「ルックバック」漫画家目指す少女たちの向かう先は
藤本タツキ/著(集英社)
学級新聞に載せる漫画を描いている小4の藤野。ある日、その学級新聞に不登校の生徒が描いたという漫画が掲載されると、その圧倒的なデッサン力に打ちのめされる。
自尊心の強い藤野はそれから「描く」ことにのめり込み、月日は流れ、卒業式の日に件の不登校児・京本と邂逅する。共に漫画を描き始める2人だったが、ふたりの出会いは思わぬ展開を見せ……!?
力強い筆致で描かれる青春譚は、その強烈なまでの感情表現に目眩さえ覚える。過去を懐かしむというよりは、目を背けていた過去の自分のピュアな部分と向き合うような感覚さえある。もしかしたら、それは思い出したくないことかもしれない……web上で公開された際も読む人によって様々な感想をもたらした、超話題作だ。
藤本タツキ先生の長編読切
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) September 2, 2021
『ルックバック』の
単行本は本日9/3金発売‼
沢山の方に読んでいただきたい
時代を切り拓く作品です。
▼デジタル版はこちらからhttps://t.co/82GzU2kTQ4 pic.twitter.com/YFFICVoLg5
「ダンジョン飯」異世界でモンスターを食べよう
九井諒子/著(KADOKAWA)既刊11巻
冒険者たちが巨大ダンジョン踏破に挑む時代――冒険者ライオスもその一人。ダンジョン深層部のレッドドラゴンまで辿り着くも、なんと『空腹』が原因でパーティが壊滅してしまう。そこでライオスはこう決意するのだった。「そうだ、モンスターを食べよう!」
スライムやバジリスクなど、ゲームや小説でお馴染みのモンスターたちがぞろぞろと登場し、瞬く間に調理されなんとなく美味しそうな料理に大変身! 異世界ファンタジーが「食」というテーマでぐっと身近に感じられ、あたかもその世界を冒険しているかのようなワクワク感を味わえる。
パーティを組んで冒険し、モンスターを討伐していくというのはまさにゲームの世界そのもの。コミカルな仲間たちとのやり取りも心温まる。
【9月15日発売】『ダンジョン飯』11巻(著・九井諒子)
— ハルタ (@hartamanga) September 12, 2021
ライオスVS.狂乱の魔術師、ついに決着!
仲間を失い、ライオス自身も満身創痍。シスルの召喚した大量の竜を前に、勝機を見出せるか!?
大好評[モンスターよもやま話]も4ページ収録した、大ボリューム216ページでお届け! pic.twitter.com/OSwjfpb3yT
マンガを紹介してくれたのは…
木村歩夢さん(紀伊國屋書店新宿本店・コミック売り場担当)

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紀伊國屋書店新宿本店
コミック売り場は、原画や書店員によるポップやおすすめチラシなどが置いてあり、漫画好きにはたまらない空間になっている。
紀伊國屋書店ウェブストア
上記で紹介した漫画はもちろん、24時間注文受付中。