世界の高校生が生物学の実験問題や理論問題の難問を解いて競う第32回国際生物学オリンピック(IBO)が7月19日から24日までオンラインで開催(ポルトガルが主催国)され、日本代表として高校生4人が参加。銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した。文部科学省と国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)が7月26日、発表した。
国際生物学オリンピックは、世界各地から生物学の才能のある若者を集め、将来の科学者を育てるのが狙い。20歳未満で大学教育を受けていないことが参加要件だ。今大会には、76カ国・地域から304人が参加した。日本代表は、国内大会である日本生物学オリンピックの優秀者から選抜された。
発表によると、代表4人の成績は次の通り。
- 村井皓太郎君(東京・筑波大学附属駒場高校3年) 銀メダル
- 桐山賢斗君(愛知・東海高校2年) 銅メダル
- 佐藤輝季君(東京・武蔵高校3年) 銅メダル
- 山形祐介君(東京都立多摩科学技術高校2年) 銅メダル
例年、金メダルは参加者の上位約1割に、銀メダルが続く約2割に、銅メダルが続く約3割に贈られる。
今年度は新型コロナウイルスの流行状況を踏まえて、「IBO Challenge Ⅱ」としてオンラインで開催。日本代表生徒4人は十分なコロナ感染対策を行ったうえで、山梨県富士吉田市の特設会場から参加した。
2022年の国際生物学オリンピックはアルメニアで開かれる予定。