オススメのアニメを高校生記者の猫崎夜空さんに紹介してもらいました。

告白が空振り、その理由は? ラブコメ風のコメディ

「月刊少女野崎くん」

私が大好きなアニメは「月刊少女野崎くん」です。

少女漫画家の男子高校生を主人公にしたコメディで、オープニングテーマである「君じゃなきゃダメみたい」も有名な作品です。

この物語は、ヒロインの佐倉千代が想いを寄せている無骨な同級生の野崎梅太郎に勇気をもって告白するところから始まります。しかし、告白をしたらなぜかサイン色紙を渡された千代。野崎は夢野咲子というペンネームで少女マンガを描いていたのです。「漫画家としての野崎のファン」だと勘違いされた千代は、結局野崎のアシスタントをすることになってしまいます。

女の子の心の代弁者とまで呼ばれている売れっ子少女マンガ家にも関わらず。野崎本人はデリカシーに欠けていて鈍感。そんな野崎や千代、そして2人の友人である御子柴実琴を中心とする個性豊かなキャラクターのテンポのいいやり取りが面白く、見ていて気持ちがいいです。

また進みそうで進まない千代と野崎の関係にも注目してほしいです。

笑わずにはいられない

おすすめの話数は9話の雨の日の話です。

学校帰りに千代が傘を忘れてしまい、そこに野崎が現れます。スタンダードにいけば、2人で1つの傘に入り下校するなどのイベントが起こりますが、この2人はそうはいきません。中でも制服の上着を傘替わりにするシーンはビジュアルだけでも面白く、ぜひ本編を見ていただきたいです。

原作の面白さに加え、アニメではキャラの細かい動きや声優の演技でさらに面白くなっており、笑わずにはいられません。少女マンガ風の作画に対して、ナンセンスでシュールな笑いが多く、そのギャップがまた面白いです。

見ると悩みも吹っ飛ぶよ

私は落ち込んでいたり疲れていたりして気分を明るくしたいときや何もなくても笑いたいときに見ます。野崎のボケには思わずツッコミたくなり、悩みも吹っ飛んで、ただただ笑えるアニメです。

全体的にコメディ要素が多く、ラブコメ風味のギャグ作品です。普段アニメを見ない人でも見やすいライトな作品なのでぜひご覧ください。(高校生記者・猫崎夜空=3年)