感動間違いなしのオススメのスポーツ漫画を高校生記者に紹介してもらいました。(価格は1巻、税抜)
テニス部で成長する等身大の高校生を描く
『新装版しゃにむにGO』羅川真里茂著(花とゆめコミックス、800円)
陸上競技で将来を有望視される主人公の伊出延久。ある日、たまたま見かけた幕ノ鎌高校のテニス部の尚田ひなこに一目ぼれをして、同じ高校のテニス部に入部するところから物語が始まります。そしてジュニアで有名選手だった滝田留宇衣とダブルスを組み、どんどん実力をつけていきます。
私のおすすめポイントは、登場人物の高校生らしさです。真面目なところもやんちゃなところも恋に夢中なところも、まさに等身大の高校生が描かれています。さらに、今すぐテニスがしたくなるような躍動感のある描写に私は時間を忘れて入り込んでしまいました。
テニス経験者もそうでない人も、間違いなく楽しめる作品です。(おはる=3年)
一緒にバスケをプレーしてる気持ちになる
『黒子のバスケ』藤巻忠俊著 (ジャンプコミックス、440円)
私がお薦めするスポーツ漫画は『黒子のバスケ』です。高校のバスケ部の話で、初めはそこまで強い学校ではないのですが、才能のある新入部員が入部してきて、それぞれがぶつかりながら、技術も心も成長していきます。
全30巻ですが、私は10巻分が1冊になっているものを読んでいます。一度読み始めたらやめられません。もともとこの漫画は弟が買ったもので興味はなかったのですが、暇だったのでどんな話かなと思い開いてみたらもう面白すぎて、ハマりました。バスケに夢中で、頑張っている登場人物たちを見ていると「私も何かに夢中になりたい!」「私も頑張ろう」と励まされます。
この漫画は、試合の場面ではドキドキハラハラし、感動させられます。まるで、私自身も一緒にプレーしているかのようで試合が終わったときには疲れています(笑)。その一方で試合以外の場面ではユーモアもあふれており、思わずクスリと笑ってしまいます。
また、さまざまな人が出てくるのにもかかわらず、どのキャラも個性があります。そういうところもこの漫画の面白い理由だと思います。(かすてら=2年)
無名の都立高校から甲子園を目指す
『忘却バッテリー』みかわ絵子著(ジャンプコミックス、600円)
この物語は、記憶をなくしてしまった天才捕手を中心に、一度野球から離れた天才選手たちが野球で無名の都立高校に偶然集い、甲子園を目指す物語です。この漫画では一人一人の過去や、野球に対する思いを掘り下げて、私たちに野球の深さを教えてくれます。
かつてはライバルだった仲間同士の絆や友情が胸熱で、とても惹き込まれます。時に笑い、感極まって泣く、感情移入してしまってキャラクターと一緒の感情で読み進められると思います。
スポーツなど趣味に打ち込んでいる人も、そうでない人もぜひ読んでもらいたいシリーズです。(しらたき=1年)
敵キャラも思わず応援してしまう
『テニスの王子様』許斐剛著(ジャンプコミックス、390円)
私がお薦めする漫画は『テニスの王子様』シリーズです。この漫画はテニスの名門校、青春学園中等部に入学した越前リョーマが仲間たちとともに全国大会優勝を目指す物語です。テニスの王子様は既に連載終了しているのですが、現在は『テニスの王子様』に登場していたキャラクターたちがU-17日本代表選抜合宿に参加し、世界大会の優勝を目指す物語、『新テニスの王子様』がジャンプSQにて連載されています。
この漫画は最初は敵であるキャラクターたちでも、最後は応援してしまいます。それに全国大会決勝の話は読んでいると感動して思わず泣いてしまいます。
この漫画は私が自信をもっておススメする漫画です。ぜひ読んでみてください!(あっかー=1年)