オススメの漫画を高校生記者のもちもちさんに紹介してもらいました。

太宰、芥川…実際の文豪を模したキャラが活躍

文豪ストレイドッグス』朝霧カフカ原作、春河35漫画(角川コミックス・エース、560円=価格は1巻、税抜)

この漫画はファンの間から「文スト」と呼ばれています。

『文豪ストレイドッグス』朝霧カフカ原作 春河35漫画(角川コミックス・エース、560円=価格は1巻、税抜)

特徴は、実際に活躍した文豪が登場するところです。太宰治や芥川龍之介など、一度は聞いたことがある名前が出てきます。もちろん、フィクションなので実際の文豪と違うところもあります。ですが、それぞれのキャラクターは個性が強く、とても面白いです。

特殊能力を操ってバトル、仲間で協力する姿に感動

「文スト」ではそれぞれのキャラクターが特殊能力「異能」と呼ばれる力を持っています。その異能はそれぞれの文豪が書いた作品に影響されています。

例えば、太宰治ならば「人間失格」という異能を使います。芥川龍之介ならば「羅生門」です。ですが、中には異能を持たないキャラクターもいます。そのような人たちがどうやって活躍していくのかも注目ポイントです。

特に好きな場面はバトルシーンです。横浜を舞台に武装探偵社(=文ストに出てくる架空の組織。警察に頼れない危険な依頼を取り扱う探偵社)、マフィア、組合(ギルド)などがそれぞれの想いを胸にぶつかり合います。

私は仲間同士の信頼が強い武装探偵社が好きです。バトルになると社長(福沢諭吉)を中心に、全員で協力して敵を倒します。仲間で協力する姿はすごく感動できます。他にもマフィアや組合など魅力があるところがたくさんあります。

友達の勧めで読み始めた

私がこの漫画を知ったのは、中学2年の時です。同じ部活の子が「面白いから!」と言って貸してくれたのがきっかけです。

最初は少し抵抗があったのですが、読み始めるとストーリーに引き込まれ、気がつけば3回も読んでいました。その後、友達が持っていた漫画を全部借りて、何回も読み返しました。

現在では累計750万部を突破し、アニメや舞台化もされている大人気作です。ぜひもっと多くの人に読んでもらいたいです!(高校生記者・もちもち=3年)