高校生活を舞台にした漫画を高校生記者に紹介してもらいました。漫画の世界で、きらっきらの青春を味わうのもありかも? 高校生記者がオススメを教えます。

高校演劇の青春群像劇

まくむすび 保谷伸著(集英社、600円)

漫画を描くという秘密の趣味をもつ女子高校生が、あるきっかけで高校演劇に出会い、個性的な仲間たちと共に全国大会を目指す青春群像劇です。

スポーツ漫画のような要素もありつつ、高校演劇の世界を描き、マンガ大賞2020にランクインしました。専門的なことに関しては解説もあるため、演劇に詳しくない人でも読みやすくなっています。

これを読めば、きっとあなたも演劇のとりこになるでしょう!(Haly=1年)

まくむすび

「ださかわ」な先生に胸キュン

ほむら先生はたぶんモテない せかねこ著(KADOKAWA、1,000​円)

生物教師・ほむら先生は、Tシャツはダサいし、10メートルも走れない。ペットのカエルを(食用に)狙ったりもするけれど、なんだかんだ優しい。

そんな「ださかわ」な先生と、彼にまっすぐに恋するけなげな女子高校生・蓮見さんの脱力系ラブコメです。「こんな先生いたらなぁ」と思いをはせるのもよし。自分の学校の大好きな先生に、ほむら先生の姿を重ねるもよし。

かわいい二人の恋路をのぞいてみませんか? 「胸キュン」も「笑い」もたっぷりです!(鹿賀凪=2年)

ほむら先生はたぶんモテない

かけがえのない友情や恋を描く

Orange 高野苺著(双葉社、620円)

10年後の自分から届いた不思議な手紙。未来を予言する言葉の数々に、主人公の菜穂は戸惑いを隠せません。

しかし、その中でたくさんの感情を抱えながら、友情や恋を胸に前へ進んでいきます。「大切な友達をなくしたくない」という思いが仲間をつなぎ、一瞬一瞬、戻ることのできない青春が、未来の菜穂たちの後悔を変えていきます。

キラキラとした毎日だけではなく、涙を流す日々もある高校生活は、かけがえのない友情や恋で輝くことを約束してくれるとこの本が教えてくれます。(ひまわり=2年)

orange

性格真逆の高校生男女のストーリー

小説の神様 相沢沙呼・原作、手名町紗帆・漫画(講談社、660円)

主人公の千谷一也は、中学生の時に描いたデビュー小説がいきなり新人賞を取って、作家デビューを果たしたものの、スランプに陥ってしまっているナイーブな男子高校生です。

もう1人の主人公である小余綾詩凪(こゆるぎしいな)は、一也のクラスに転校してきた人気者でドSな性格でありながら、小説家としてヒット作を連発します。

すべてが真逆の2人が協力して、けんかしあいながらも大ベストセラーを目指して、小説を書く青春ストーリーです。原作は小説で、今年の実写映画化も決定しています!(しおりんご=2年)

小説の神様

先生の偉大さを実感する

暗殺教室 松井優征著(集英社、440円)

「暗殺教室」という漫画のタイトルと「殺せんせー」という名前は知っている人が多いと思いますが、実際に読んだことはありますか?

私が最初に知ったときは、宇宙人みたいな最強の先生を、生徒みんなで殺すというホラー系の漫画という印象があり、実際にそう思っている方も多いと思います。

しかし、読んでみると予想していた内容と全く異なり、夢中になりすぎて最終巻は涙が止まりませんでした。この漫画を読むことで学校の先生に対するイメージや見方も変わり、先生の偉大さを改めて知れるのでぜひお勧めしたいです!(かりん=2年)

暗殺教室