私は今大学3年生で、教員免許を取るために教職課程を履修している法学部の学生だ。将来学校の先生になりたいと思っている人のために、入学前にできることや気を付けるべきポイントを紹介していこう。(かっこま・大学3年)

忙しいけど充実する

教員免許を取るためには、自分の学部の勉強に加えて、学校の先生になるための勉強をしなくてはならない。一年間の授業数もほかの人より増えるため忙しくはなるが、その分だけ充実した四年間を過ごすことができる。

4年生になると教育実習が。実際に黒板を使って授業も。

 学部で免許の種類が変わる

しかし、私が通う法学部の教職課程では、私が大学に入学したときに希望していた免許は取れない。どういうことか。本当なら、私は中学高校の国語の先生になれる免許を取りたかった。法学部では中学の社会と高校の地歴公民の免許しか取れない。そのことに気づいたのは、入学した後のことだった。

大学によって教職課程を履修できる学部学科が決められている。学部学科ごとに取ることができる免許の種類も決まっている。自分が受験する大学の学部学科ではどの免許を取ることができるのかを、オープンキャンパスや大学のパンフレットで調べておくことが大切だ。

後悔しないために大学を実際に見よう

今通っている大学に行くことになるとは、高校3年生になったばかりのときには正直、思っていなかった。そのため、オープンキャンパスや学校説明会などのイベントに一回も行かなかった。教職課程のしくみも、すべてそのようなイベントで知ることのできることだと思う。

学校の先生になりたいと思っている人は、第一、第二希望の大学だけでなく、時間をなるべく作って、受験する可能性がある大学のオープンキャンパスに参加することを強くおすすめしたい。また3年生の夏休みはなかなか時間が取れないと思う。そのため1、2年生のうちにたくさんイベントに参加するなど、大学について調べておくとすっきりして受験勉強ができるだろう。