国立大学協会は6月11日、2021年度入試(20年度に実施)に関する日程を決めた。センター試験にかわり大学入学共通テストが始まる影響で、一部の日程がこれまでより後ろ倒しになる。

国が進める高大接続改革の一環として、21年度入試からこれまでの「一般入試」が「一般選抜」に、「推薦入試」が「学校推薦型選抜」に、「AO入試」が「総合型選抜」に名称変更される。また、大学入学共通テストで記述式問題の採点に時間がかかるため、受験者の成績が大学入試センターから大学に提供される時期がこれまでより1週間程度「後ろ倒し」になる。このため、前期日程試験の第一段階選抜の合格発表や、共通テストを課す推薦型選抜の合格発表がこれまでより遅くなる。

国立大学の一部からは、共通テストの成績提供が遅くなることへの懸念が出たという。

国立大学の21年度入試の各方式の日程は次の通り

【大学入学共通テスト】

本試験:1月16日(土)・17日(日)

【一般選抜】

出願期間:2021年1月25日(月)~2月3日(水)

前期日程第一段階選抜合格発表:2月16日(火)まで

前期日程試験:2月25日(木)から

前期日程試験合格発表:3月6日(土)~10日(水)

後期日程試験第一段階選抜合格発表:3月3日(水)まで

後期日程試験:3月12日(金)以降

後期日程試験合格発表:3月20日(土)~24日(水)

【学校推薦型選抜】

出願期間:2020年11月1日以降

合格発表(大学入学共通テストを課さない場合):12月1日以降21年1月22日(金)まで

合格発表(大学入学共通テストを課す場合):2月16日(火)まで

【総合型選抜(現AO入試)】

出願期間:2020年9月1日以降

合格発表:11月1日以降。21年2月16日(火)まで