私の学校には「奉仕の日」という行事があります。奉仕活動を通じて他者を思いやる気持ちについて改めて考える行事です。私は「赤い羽根共同募金」を行いました。

駅前で募金を呼びかける中澤さんたち(中澤さんは右から2番目)

緊張しながら募金呼びかけ

駅の前に立って募金活動をしたのは初めてでした。駅で募金活動している人を見たことはありましたが、自分自身が募金活動をする立場になるとは思っていなかったので、とても緊張しました。しかし、そんな緊張は杞憂(きゆう)でした。学校の友達と協力して「赤い羽根共同募金ご協力お願いします」と声かけるとたくさんの方が協力してくれました。「募金活動頑張ってね」と声をかけてくれたり、「もっと大きい声で、笑顔で!」とアドバイスをしてくれたりした方もいました。

今まで募金活動は募金する側だったけれど、募金をお願いする立場に立ってみて、人々の協力する心の優しさを感じました。たくさんの人の優しい思いがあるからこそ、社会福祉に役立てることができることを肌で感じました。

「日常生活じゃ気づけなかった」

この募金活動を通じて今まで気づけなかった人の心の温かさ、優しさに出会うことができました。また、それらによって他者を思いやる気持ちを、改めて深く考えることができました。日常生活だけでは気づけない、このような思いに気づかせてくれた募金活動は、とてもすてきなものだと思います。募金お願いする側も協力する側も、より良い社会になるために思いを重ねていける社会でいたいと思いました。今回得た思いを大切に、日常でも他者を思いながら生活したいです。

今年度の赤い羽根共同募金は10月から3月まで6カ月間行われます。他者を思う奉仕の心で協力してみてはいかがでしょうか。(高校生記者 中澤彩恵・1年)