私の通う国立高校(東京)で9月8、9日に、文化祭「国高祭」が行われました。私は、ずっと憧れていた実行委員を経験しました。中学1年生の時に初めて国高祭に行き、その迫力に圧倒されて、ひとめぼれ。「この文化祭を作る側になりたい」と強く思っていたのです。

準備で学校が工事現場に!?

国高祭は、2日間で1万人を超える集客力を誇ります。私たちは夏休み返上で準備をし、夏休みの国立高校はドリルの音が絶えない工事現場と化します。

パンダ型のアンケートボックスを作る志村さん
完成したアンケートボックス

実行委員は広報委員会や会計委員会など各業務を担当する委員会の統率、および先生方とのパイプ役となる委員会です。1年生と2年生の計16人で構成され、文化祭における最終的な決定権を持つとても責任のある委員会です。

前日に緊急事態!

私が実行委員を経験して一番強く感じたことは「備えることの大切さ」です。
国高祭の代名詞ともいえる3年生の演劇は特に人気で、入場券の抽選は例年ウェブで行われます。しかし、本番前日になってそのプログラムが作動しなくなってしまいました。そんな時実行委員の先輩は、素早く緊急時の計画に沿って準備を進め私たちに指示を出してくれました。その日は遅くまで学校で準備をし、当日は大きな問題なく抽選を実現することができました。
 

多くの人でにぎわう国高祭

臨機応変に対応する先輩の姿を見て、万が一の事態に備える大切さを実感しました。来年は文化祭を引っ張っていく立場になります。常にあらゆる可能性を考えて行動したいです。(高校生記者 志村明果・1年)