そろそろバレンタインデー。菓子店やデパートのお菓子売り場、コンビニでもチョコレート菓子があふれている。チョコの原料・カカオ豆の生産にはさまざまな問題があるという。(高校生記者・山田璃々子=2年)
カカオ豆生産地の人々の暮らしに目を向けてみて
お菓子の人気ランキングでも必ず5位以内にランクインする、チョコレート。最近では、ダイエット中の人でも気にせずに食べることができる、脂肪を吸収するチョコレートなども販売されていて、チョコレートはますます世の中に出回っている。
ところで、みなさんはチョコレートの原材料・カカオを作る国々が抱える問題をご存知だろうか。原材料のカカオは赤道近くの国々で作られる。その中には経済的な自立が難しく、十分な教育環境が整っていない地域もある。そこに住む子どもたちは学校にも行けず、日々労働に追われている。その結果、教育を受けることができず大人になっても安定した職に就くことができない。安定した職に就くことができなければ、自らの子供も同じように教育を受けることができず、負の連鎖が起きてしまうのだ。そんな現状を目の当たりにした私たちはおいしいとチョコレートを口に頬張っているだけでいいのだろうか。
チョコを買うことで寄付できる仕組みがある
お菓子メーカーでお馴染みの森永では現在「1チョコfor1スマイル」という活動を行っている。これは、森永チョコレートの対象商品1個につき1円を、カカオを作る国々に寄付するという取り組みだ。実際こうした取り組みが、カカオを作る国々を支えている。
また、このように支援を受けた国々でカカオを作り続けることができれば私たちもチョコレートを食べることができるのだ。小さいことと思うかもしれないが多くの人が参加をすれば、たくさんの人を笑顔にすることができる。今月14日にはバレンタインも控えている。ぜひ、この取り組みに参加してみてはどうか。