4月19 日に集まった義援金は6万6556円だった

3時間立ちっぱなし

4月19 日、神奈川・桜木町の駅前で、東日本大震災義援金の募金活動をした。4月とはいえ肌寒い日だったが、部長の海野絵里香さん(2年)は「今日はましな方です。真夏も真冬も雨の日も3時間立ち続けますから」と話す。
 部員の呼び掛けに応じ、通りがかりの人たちが募金箱に近寄る。子どもが募金に協力してくれることも多く、そんな時には小さくかがんで、「ありがとうございます」とにっこり。子どもも、少し誇らしげだ。
 以前は学校近くを清掃するなどのボランティア活動をしていたが、震災直後から被災地のための募金が活動の中心となった。1年間で約50〜60万円が集まる。
 昨年7月には、生徒たちが初めて福島県いわき市を訪問。福島第1原発事故によりいわき市に移転した双葉町役場に募金を届けた。

自分の言葉に自信を持てる

「被災した方々のお話を直接聞き、胸が締め付けられるような思いもしました」と振り返る海野さん。その経験を駅前での募金活動に生かしている。「それまでは先輩たちが書いてくれた原稿を読むだけでしたが、今は自分の言葉として、自信を持って呼び掛けられるようになった」と胸を張る。
 部はこれからも募金を続け、今年の夏休みも福島まで届ける予定だ。

【部活データ】

1967年創部。部員15 人(3年生1人、2年生5人、1年生9人)。地元のロータリークラブの会員や他校のインターアクト部との交流も盛ん。