フジテレビの水10ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(もしがく)が、10月1日から始まりました。舞台の物語は、1984年の渋谷。劇へのこだわりが強すぎて、自分の劇団を追い出された主人公・久部。路頭に迷った末に、渋谷・八分坂のWS劇場にたどり着くところから物語が展開します。
人間味のあるキャラクターが魅力
喜劇の名手・三谷幸喜さんが脚本を手がけたドラマだけあって、第1話から非常に濃密な60分でした。菅田将暉さんや二階堂ふみさんなど、豪華俳優陣が演じる登場人物一人ひとりがしっかりとした人間味を持っています。予告ではつかみきれなかったキャラクターの解像度が一気に高まりました。
まるで実際に起こった出来事を目の当たりにしているようで、自分まで渋谷の八分坂にいるかのような錯覚に陥りました。題名や予告からは想像しきれないほど、世界観が綿密に作り込まれていて、続きが楽しみです。(高校生記者・雫=2年)
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「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」
- フジテレビ系、毎週水曜22時~放送。放送後、TVerで最新話を無料配信。
- 雫 演劇部所属。映画鑑賞とコスメ集めが趣味。コムドット、シンデレラ、薬屋のひとりごと、SEKAI NO OWARIなど、幅広い分野を推している。将来の夢は国語の教員。