入試本番で実力を発揮するために、前日はベストな状態で過ごしたいですよね。東進ハイスクールの市村秀二さんにおすすめの過ごし方を教えてもらいました。

普段通りを意識して

―入試前日、受験生はどう過ごすのがベストでしょうか。

前日だからと言って、特別に何かをすべきではありません。「生活のリズムを守る」ことが一番重要です。普段通りに起きて、普段通りにごはんを食べて、普段通りに寝ましょう。

入試3時間前には起きている状態にして

―「普段通り」というのは?

もちろん生活習慣が乱れている状態の普段通りはNG。「少なくとも試験開始の3時間前には、目が覚めている状態」であってほしいですね。たとえ、どんなに試験会場が自宅から近くても、3時間前に起きていて、頭が十分に働く状況を作っていくことが大事です。

新しい問題は解かない

―勉強は何をすればよいでしょうか。

同様に、特別な勉強をする必要はありません。例えば、やったことがない問題集をやって解けずに不安になるという時代を避けるためにも、新たなことに手は出さないように。これまで自分がまとめてきたノートや、過去のテスト結果をもう一度見直すなど、これまでやってきたものの「確認作業」を行いましょう。

 
 

市村秀二さん
 いちむら・しゅうじ 大学受験予備校「東進ハイスクール」を運営するナガセで広報部長を務める。