アニメをきっかけに有名になる曲やアーティストさんも多いですよね。今はどんな曲が人気なのでしょうか? 高校生に人気のアニソンを、高校生記者が教えてくれました。

一度聴くと癖になる大人気曲

YOASOBI「アイドル」(「推しの子」オープニング主題歌)

■かわいいけどダーク

3分半ほどの曲の中に、華やかなまぶしさと切なげな闇が目まぐるしく交錯しており、「推しの子」の世界観がぎゅっと凝縮されています。かわいらしさの中にもダークな雰囲気があり、聴くたびにその魅力に引きずり込まれます。(桜いをり=3年)

■アニメとリンク

ラップ調で始まるAメロは、初めて聴く人も思わずリズムに乗ってしまうほどの爽快感が感じられると思いきや、突然やってくる転調に引きつけられます。最後の「これは絶対嘘じゃない愛してる」という歌詞はアニメの一部のシーンとリンクしています。(シロキ=3年)

■ハイトーンボイスがよい

ノリノリになれることはもちろん、アイドルを推している人が多い中、歌詞がまさに「推し」に当てはまっていて、クセになる曲です。YOASOBIさんのハイトーンボイスも、いいアクセントになっていて、欠かせないポイントです。(ラパン=3年)

テンポの良さが心地よい

Official髭男dism「ミックスナッツ」(「SPY×FAMILY」オープニング主題歌)

「SPY×FAMILY」を知らない人でも、一度は聴いたことがある曲ではないでしょうか。もちろんこのアニメ自体も素晴らしいですが、曲だけが独立して存在しても楽しめる良い曲です。テンポが良くて、聴いているとハイテンションになります。(コウヨウ=3年)

思わず足取りも軽やかに

さユり「花の塔」(「リコリス・リコイル」エンディング主題歌)

爽やかさの中に、ほんのりと切ない印象が残る雰囲気がすてきで、何度もリピートしてしまいます。アニメのエンディング映像も華やかで、とても好きです。朝や移動中に聴くと自然と足取りが軽やかになるので、私は「元気を出すときの曲」としてもよく聴いています。(桜いをり=3年)

アニメファン喜ばすサプライズ曲

中野家の五つ子「五等分の花嫁~ありがとうの花~」(「映画 五等分の花嫁」エンディング主題歌)

このアニメは男子高校生・風太郎と五つ子姉妹のラブコメです。曲はもともとTVアニメシリーズのときにうれしい場面の音楽としてよく使われていて、映画で歌詞がつきました。驚きとともにとても感動したのを覚えています。映画では風太郎の結婚相手が決まるのですが、花嫁に1人だけが選ばれても関係性が変わらない五つ子がとてもすてきだなと思います。(Aurora=2年)

明るいだけではない青春

結束バンド「ギターと孤独と蒼い惑星」(「ぼっち・ざ・ろっく!」劇中歌)

バンドを組む高校生を描く「ぼっち・ざ・ろっく!」作中にて、文化祭で披露した曲です。単体で聴いてももちろん良い曲ですが、「思いをうまく言語化できず、コミュニケーションに苦手意識のある主人公の後藤ひとりが作詞を行った」というエピソードを知って聴くとより楽しめます。青春コンプレックスのひとりがかなえる、ただ明るいだけではない青春を描いた歌詞が人気です。(木名瀬=2年)

テンション上がる一曲

UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」(「血界戦線」エンディングテーマ)

軽快なリズムとアップテンポなメロディーが心地よいこの楽曲。テンションが上がるのは間違いなしです。思わず口ずさみたくなる歌詞も魅力的。カラオケで皆で大声で合唱すれば爽快な気分になれます。歌詞も「今を生きる若者たち」をほうふつさせ、高校生たちの心に強く響きます。行事などでみんなで歌えば団結感がより深まるかもしれません!(あなご=3年)