一緒に留学した日本の高校生と日本文化を紹介。書道作品を持っているのが清家さん(本人提供)

高校入学後、中学の時に比べて積極的になれず、満足できていない自分がいました。留学するなんて夢にも思っていませんでしたが、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の説明会で無限の可能性を感じました。「とにかく何かで一歩踏み出したい」「くすぶっている自分を変えるために踏み出したい」という思いで、アメリカへの留学を決意しました。

語学学校で意識改革

2年生の7月、ワシントン近郊にある語学学校で、英語を2週間学びました。

留学中は、自分から挑戦することが大切ですが、語学学校で学び始めたころは発言したり、先生(当然外国人です)に話し掛けたりすることがあまりできずにいました。しかし「せっかくの機会がもったいない」と思うようになり、「発言してみようかな」「話し掛けてみようかな」と思ったらすぐに実行することを心掛けるようになりました。

すると、その思いに先生方も応えてくれて、留学生活はどんどん充実していきました。

人種意識の足りなさ痛感

留学中に学ぶ機会は、学校だけではありません。24時間全てが学びのチャンスでした。

特にホストファミリーと一緒に過ごす時間は、アメリカの文化や考え方を肌で感じる貴重な経験となりました。印象的だったのは、アメリカ人の人種意識についてです。

ホストファミリーの8歳の黒人の女の子に日本のアニメーションを見せてあげようとしました。すると彼女は「何で黒人の子が出てこないの?」と不思議そうに言ったのです。

その言葉は、頰をひっぱたかれたのと同じくらい衝撃でした。日本で暮らしていては、そのような疑問を抱くことはないと思ったからです。この時、初めて「日本人は人種意識が足りない」と思い知りました。同時に、日本を出て海外に行き、広い視野を持つ大切さを強く感じました。

迷ったらやってみる

留学を経験して、これからも「迷ったらやってみる」ことを決意しました。この思いは今も私の中で生き続け、自分からチャンスをつかみにいく勇気を生み出してくれてます。

留学に大義名分が必要だとは思いません。「何かやってみたい思い」だけで十分です。留学というと大層なことのように思われますが、どこかに必ずぴったりの留学プログラムがあるはず。大切なのは、自分で決めて、自分から学びにいくことです。それだけできっと、自分の中の何かが変わります。

トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム
 文部科学省が民間企業と協力して留学を支援する制度。高校生コースでは、生徒自身 が立てた留学計画に対し、費用を奨学金として給付する。