1月15日に行われた2023年度大学入学共通テスト「数学ⅠA」。データネット実行委員会(ベネッセコーポレーション・駿台予備学校共催)は、今年は「昨年と比較して、各問題の導入部分で取り組みやすいものが多く、昨年より易化した」と発表した。昨年は過去最低の平均点37.96点となり、難化が話題になっていた。

昨年と同様、大問5問の構成。第3問では、共通テスト初の「場合の数」のみからの出題があった。問題のページ数は昨年より2~3ページ増加。高校生新聞読者の受験生からは「数学ⅠA、ⅡB共に問題文が長すぎる。もっと簡潔にならないのか(国立大志望の千葉県の高校3年生)」という声も寄せられた。

大学入学共通テスト2023数学1・Aの問題。バスケットボールが題材となった

ツイッターで話題になっていたのは、第2問(2)で出題された、バスケットボールの二つの軌道を比較する二次関数の出題だ。

大学入学共通テスト2023数学1・Aの問題。仮定を示す文章が長いと受験生困惑

仮定を示す文章が15行あり、「頼むからもう少し簡潔にかいてくれ」とつぶやく人や「20文字以内で簡潔にまとめて出直してこい!」のネタ画像を貼っている人もいた。