2023年度大学入学共通テストが1月14日9時半から全国の会場で始まった。 51万2581人が志願。このうち85%を現役生が占める。テストは15日まで2日間にかけて行われる。

大学入学共通テストは、大学入試センター試験にかわって導入されて3年目。志願者は、センター試験時代を含めて、5年連続で減少。2018年(58万2671人)から12%減った。18歳人口の減少に加え、推薦など「年内入試」で進学先を決める受験生の増加、私立大志願者が独特の出題内容を敬遠する「共通テスト離れ」も影響しているとみられる。

センター試験は1993年に初めて志願者50万人を超え、2002年には60万人に達したが、予備校関係者の間では志願者50万人を超えるのは31年目の今回が最後になるとの見方が強い。

14日は、地理歴史・公民、国語、英語など外国語の試験が、15日は理科と数学の試験が行われる。大学入試センターは平均点の中間集計を18日午後に公表する予定だ。