中学受験や新生活のストレスにより、精神的に不安定になってしまったという読者のfasmellさん(高校2年女子)。苦しい時期にドラマで見た山下智久さんに救われたというエピソードを紹介します。

受験プレッシャーで心が不安定に

私は小学生の頃、精神が不安定になってしまい、いわゆる「病み期」に。中学受験をすることが決まっていたことによるプレッシャーからか、自分の何もかもが嫌になって「生きない方法」ばかりを探していました。

山下智久さんが出演するドラマ「コード・ブルー」のグッズ

それでも生きていたのは、きっと家に早く帰ってドラマの再放送を見ることが日課になっていたからだと思います。ある日、いつものようにテレビをつけ、ドラマを見ようと思った時放送されていたのが「コード・ブルー」でした。山下智久さん演じる藍沢先生に目も心も奪われ、いつの間にかドラマの役だけでなく山下さん本人にもくぎ付けになっていきました。

推しの歌詞に背中押され

その後、無事受験に合格して中学校生活が始まった際、それまでとのギャップや部活のストレスから学校に行くことがつらくなっていました。そんな時に出会ったのが、山下智久さんの「Dreamer」という曲でした。

「どんなに強い雨の夜でも そうだよ 朝はやって来るから/いつか太陽が 照らし出すのさ 明日を信じた誰もが Dreamer」という歌詞と、友達、先生方、家族の助けにより、今は元気に過ごすことができています。

もし私が推しと出会っていなかったら、今を生きていることはきっとできていないだろう、そう考えると「すごい巡り合わせだなあ」としみじみ思います。

医学部合格目指して奮闘中

そんな私は物心ついた時から「医師になりたい」という夢を持っています。先天性疾患の治療のために入院したり、リハビリをしたりで病院生活が長かった私にとって、当時の主治医の先生の優しさが忘れられません。「こんな人になりたい、こんな風に人を笑顔にしたい」という思いから、気づいたら医師になりたいという気持ちでいっぱいになっていました。

医学部合格に向けて日々勉強

今は医学部合格に向けて日々の勉強に力を入れています。みなさんも「自分の推し、癒し」を見つけて、悔いのない人生を送ってもらいたいです。(高校2年女子・fasmell)

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