高校生活の大きな行事である文化祭。やる気に差があったり、意見がまとまらなかったり……クラス一丸となるために苦労している人もいるのでは。クラス企画成功のコツを高校生記者たちに聞いてみました。
リーダーやムードメーカーが必要
クラスや部活単位で企画・準備し、当日を迎える文化祭。皆をまとめ、かじ取りをするリーダーの存在は超重要。
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【1】的確に指示を出せるリーダーが必要
一番重要なのは頼りがいのあるリーダーが現れること。やる気のあるクラスでも、軸がぶれると成功しません。皆の協力を仰ぎ、的確に指示を出せるリーダーが必要不可欠。とはいえ、任せきりはもちろんダメ。リーダーを先頭にクラス全体がまとまって作り上げていくのが一番のコツであり、また文化祭の醍醐味(だいごみ)です。(百瀬=3年)
【2】率先して楽しんで周りを巻き込む姿勢で
周りがどんなにやる気がなさそうでも、とにかく自分は楽しくやること。そうすることで雰囲気も明るくなるし、クラス内に笑いが増える! 誰かに期待しないで、自分が動くことが大切。(リンゴ=1年)
目標や想いを共有しよう
テーマを決めたら、具体的なイメージを固めて、クラス全体で共有することも重要。見ているゴールがバラバラでは、一つのものを作り上げることは難しいでしょう。
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【3】同じ目標を共有する
クラス全員で思いを共有し、同じ目標に向かっていくことが大切。妥協する所、譲れない所、どちらも必要になると思います。やる気のない人は蚊帳の外…にしたいところですが、それも寂しいので、みんながやる気になるよう打ち上げなどの「ご褒美」を設けてみるといいかも。(古本屋の古書=2年)
【4】クラスの士気を高める
まずはクラスの士気を高めること。「この人についていきたい!」と思えるリーダーを中心に、仲間を信頼しクラス一丸となって目標に向かいます。全員が納得し、成功したらどんなに素晴らしい景色が見れるのかを想像して、必死に取り組むことが青春の醍醐味(だいごみ)です。(マリ=1年)
【5】「全員で楽しむ」気持ちを忘れずに
全員が楽しむことができてこそ、文化祭の成功。そのため、テーマは誰もが楽しめるものにするべき。クラスで1つのものを作り上げるような企画にし、一人一人が役割を持つことでクラスがまとまりやすいのではないかと思います。段取り次第で、やる気のない人も減らせると思います。(ゆぽ=3年)
役割分担を明確に
やる気がある一部のメンバーだけが参加している…そんなことでは、残念ですよね。一人一人が自分の役割を持ち責任を負うことで、それぞれの力が合わさり、予想を越えるものが出来上がります。
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【6】特技を生かした仕事の割り振りを
クラスメートの特技、部活を把握し、それぞれに合った仕事を提案。準備の時は「この作業、手伝ってもらえる?」「人手足りてる? 手伝おうか」と声をかけ、周りを巻き込んで作業をすると、自然と全員が動くようになると思います。文化部の子も活躍できる貴重な行事なので、普段はおとなしいキャラクターでも、ぜひ積極的に動いて、声をかけてみてください。(桜いをり=2年)
【7】作業は少人数で分担
大まかに「立体物の制作」「廊下・階段の装飾」など、担当ごとのLINEグループを作り、それぞれで準備を進めることで不足なく作業を終えました。少人数のグループだと、誰が準備に来ていないかがすぐわかってしまうこともあってか、「やる気のない人」問題も解消。メンバーの可視化ができる環境が大事だと思います。(めいけん=2年)
【8】一人一人が責任を持つ
「全員」に役割を配分することで、クラス全員が参加できる文化祭に! 1年生で恐怖系の出し物をしたときは、脚本・指示・外装・内装・作業・当日の裏方・買い出し・受付など細かくたくさんの係を作りました。係ごとの人数が少なくなるので、みんなが責任を持って行えるようになっていたと思います。(立葵=2年)